スキとキライの境界線

ダイキライ？ ページ8

コンコン


『失礼します。太宰です。』


ガチャッ


「ああ。太宰さん。すみません。少しそこで待ってもらえますか？」


『情報部は忙しそうですね。どうしたんですか？」


最近は大きな任務もなかったはずなのに…


「…坂口くんが…」



坂口くんが失踪した。昨日の夜からいないらしい。
きっと彼のことだから仕事をたくさん入れていたんでしょう。


『急がなくて良いですよ。また後で来ます。』


「すみません。ありがとうございます。」


バタンッ


今、どういう状況なんでしょう…
首領に聞きますか。


私は首領室に向かった。


「『あ。』」


『…こうやって会うケース多いですね。織田作さん。』


「俺も同じことを思ってた。」


『何故織田作さんが首領室に？呼び出しですか？』


「ああ。安吾が失踪したことは知っているか？」


『ええ…さっき知りました。』


「安吾を見つけ出すことを任務として任された。」


『そうなんですか…』


やっぱり坂口くんは失踪してたんだ。
坂口くんはポートマフィアを1突きで破壊できるような情報を詰めていますから
首領も必死なんでしょうかね。


「顔がこわばっているぞ。」


『うぇ？』


「そんなマイナスに考えるな。大丈夫。必ず見つかるさ。」


『…そうですね。』


「じゃあ俺はもう行く。」


『はい。気をつけて。』


「ああ。」


…私も首領に会いに行きますか。

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