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料理担当 ページ21

私はお父さんの襟を掴んで、友達の制止も振り切り教室に帰った。





「…遅かった…」



既に森さんは席に座っており、エリスちゃんは横で大量のケェキを頬張っていた。




「あ、A。」




模擬店にいた友達が喋りかけてきた。





「あの人のお陰で店が大盛況なんだ!今料理係が必死にケェキを焼き上げてるの。」




ごめん料理担当の人。





「へ、へぇ。」







「誰の知り合いなんだろうね。学校の関係者かな?」







「さぁ?」






私は他人のふりをしようと思った。




…が、しかし森さんがそれを見逃すわけがない。


私を視界に捉えると手を振ってきた。

友達は驚いてこっちを見てくる。





神様は意地悪だ。






「…なんでいるの森さん。」







「君がコスプレをして宣伝しているらしいからその店にやってきたのだよ。」









「それは知ってる。仕事は?」









「私がそんな所でミスをすると思うかい?こんな事もあろうかと昨日のうちに重要なものは済ませてきた。」





ですよねー。





「A、このケェキとても美味しいわ!」









「それは良かった。」








「だからもっと頂戴!」




きっとその愛らしい笑顔は料理担当の人から見たら悪魔の笑みに見えた事だろう。






「食べたら帰ってね…」









「嫌よ!もっと見て回りたいもの!」









「Aちゃんも一緒に回るかい?」








「残念ながら私は午後からも用事があるの。」









「えー、何するの?」









「イベント。」

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みつばち(プロフ) - のねすそさん» リクエストありがとうございました! (2018年12月31日 11時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
のねすそ(プロフ) - お話書いてくれたんですか( ; ; )嬉しすぎて吐きそうです (2018年12月30日 22時) (レス) id: ee3b8d77ab (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - 梓さん» これ、私が従兄弟にやられた実話なんです笑(最後のココアの部分は無し) (2018年12月30日 22時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 中也さん……デリカシーないよ……w (2018年12月30日 11時) (レス) id: 9adf8dcdc6 (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - のねすそさん» リクエストありがとうございます!早速書いてみますね! (2018年12月29日 19時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みつばち | 作成日時:2018年9月26日 21時

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