違うんです。中也さん。

お願い24 ページ27

あれから数十分





私は椅子に座り直し、中也はベッドの上で正座をして居た。






『で？弁解なら聞いてあげますからどうぞ。』







「お、おう。…先ずは…悪かった。急に愛想が尽きたとか言って。」








『はい。』








「手前にはこの1ヶ月以上の間酷いことをたくさんしちまった。本当に…悪かったと思ってる。手前が望むなら別れるなりなんなり…」







『中也。』







「へ？」








『私はそんな言葉を求めてません。…私が聞きたいのは、なぜあの日あんなに怒ったりしたのかです。』








「…へ…あの…それは…」








『…言えない理由なのですか。』








「ち、ちげぇ！…違うけどよ…」








『…なら、さっさと言ってください。』









「妬いたからだよ！！！！あいつに！」








『……へ。』









「手前は覚えてないだろうがよ、あの日俺たちが初めて会った日なんだぜ？それで…」









『…それで？』









「付き合って長いし………同棲もしてるしよ……その……









プ、プロポーズしようと…思ってて……」








『…………へ？！』

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