終わった ページ38
グルッペン「やぁ諸君、今回の戦争でも大義だったゾ！今しがた敵国国王の死亡を確認した
よって今この時をもって終戦を宣言する
我々国の完全勝利だ！」
勝利を宣言するとグルッペンは撤収の指示を出すとインカムの電源を切りAの体を自分のコートで包み抱き上げた
グルッペン「ふっ随分と小さくなった物だな
何をしてるトン氏、帰るゾ」
トントン「了解」
トントンは軍帽を深く被り敵国国王の首を持ってきていた小さな箱に詰めあの女の遺体の髪を引き歩き始めた
グルッペン「出来るだけ急いでくれ、体が冷えきっているんでな」
トントン「分かっとるわ、任せとき」
グルッペンとAを馬車の中へ誘導すると素早く女の遺体を引きずる様にロープで馬車の後ろにくくりつけ敵国国王の首は自分の隣に置いて馬車を走らせた
グルッペン「お前は本当にタフだな。でもまぁもう少し頑張れ。きっとコネシマも待ってるゾ」
汚れてしまった手袋を外し左胸辺りに手の甲を軽く乗せると小さく鼓動を感じる
グルッペン「もう大丈夫だ」
グルッペンはAの体に負担が掛からないように優しく抱き締め少しでも暖めてやろうとしていた
後ろから聞こえる引きずる音も馬の足音もグルッペン本人の耳には届いて居なかった
Aの小さな鼓動が消えてしまわないようにただただ抱き締め鼓動を感じ続けていた
トントン「グルさん、着いたで。ぺ神の方にも話し通しておいたからもうオペの準備が終わっとるらしい」
グルッペン「分かった」
出来るだけ揺らさないようにしながら早足で手術室へ向かうと手術着を身に付けたぺ神と手術着を身に付け足を引きずっている大先生が居た
ぺ神「来たね。じゃあAを此処に寝かせてグルッペンは外で待ってて」
グルッペン「分かった。大先生は居て良いのか？」
鬱「僕は麻酔科医として居るんよ。しんぺいさんからの許可もあるから大丈夫やでグルちゃん」
グルッペン「そうか」
グルッペンがAを手術台に寝かすとしんぺい神のアシスタントや他の医師看護師が
周りに立ち色んな機械に繋げたり薬を打ったりしていた
グルッペン「しんぺい神、分かっていると思うが」
ぺ神「誰に言ってるの？これでも神名乗らせて貰ってますからw・・・任せて、絶対助けるよ」
真剣な声色にグルッペンは鼻で笑い手術室から出た
あの女の遺体と敵国王の首は落ち着くまで一時的に遺体安置所に詰めて置いたとトントンから報告を受けて俺は自室へ向かった
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たぴくん - めっちゃ続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年9月17日 21時) (
レス) @page34 id: f184817549 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - えっあ重っえあ、こういう作品好きです、応援しとります、更新頑張ってください (2022年9月17日 20時) (レス) @page34 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - 更新ありがとうございます！とても続きが気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月7日 23時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - このような話めっちゃ好きです！他の作品も全て読まさせてもらいました！無理はしない範囲でいいので頑張ってください！応援しています！ (2022年8月2日 9時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春よこーいw | 作成日時：2022年7月6日 3時
