やめて ページ35
ロボロ目線
グルッペンの声で静寂に戻りその場にいる全員で耳を済ませる
聞こえてくるのはなにかをいじる音と布が擦れる摩擦音
俺も出来るだけ音を立てずにパソコンのキーボードを叩き敵国のサーバーにアクセスしようとするが全くダメ
ロボロ「チッくっそが」
『よし、エーミールさんの言ってた通りに出来たはず』
インカムから聞こえてきた声でエーミールに目線を移すが目を見開いたエーミールは首を横に振った
つまりなにも教えていない。何をしているのか知らないという事
Aがあの女と話していると上機嫌だったあの女は狂ったような声に変わった
ロボロ「なんやかこれ！」
どんどんと流れ込んでくる敵国の情報
グルッペン「どうした」
ロボロ「敵国の情報がどんどん入ってくるんや！どれも重要な情報ばっかでガセかも知れんけど
あの女の焦り方から信じてもええかも」
大雑把にデータをまとめエーミールに送ればエーミールはすぐに戦略を考えチェスを使ってシュミレーションし始めた
エーミール「いける！これなら！」
興奮気味に指示を出して行くエミさんと他の情報に食いつくオスマン
女「母親だなんて言うんじゃ無いわよこの化け物！あんたなんか誰も望んでないのよ！我々国を落とす為に仕方なくあんたを産んでやったの！」
それはダメやろ
親の・・・唯一無二の母親であるお前がそんなことを仮に思っても言っちゃあかんやろ
当のAは産んで貰った事に礼を言い死んでくれと言った
そこからはナイフの様な金属音と銃の発砲音が鳴り響き続けた
ひとらん「消耗戦も良いとこだね」
トントン「こんなんじゃAは持たんぞ」
そんなん分かっとるわ
グルッペンも同じ事を思っているのか声にはあげないが歯を噛み締め貧乏ゆすりが酷くなる
あの女は焦っているのかどんどんと俺達を罵倒し叫んでいた
ロボロ「このクッソアマ！いい加減n・・・」
『黙れよ！』
俺が言い終わる前に聞いたことがない様なAの怒鳴り声を聞いた
声は震えていて言葉を紡ぐスピードはタドタドしいが息を荒くしながらAは俺達を擁護するかのように反論した
あぁなんでやA
なんでお前はそんな優しいん？
そう思ったのは俺だけじゃなかったらしくトントンも軍帽を被り直した
トントン「グルッペン」
グルッペン「あぁ行くぞ」
ロボロ「すぐ迎え行くからなA」
俺は二人の背中を見ながら小さな声でインカムに囁いた
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たぴくん - めっちゃ続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年9月17日 21時) (
レス) @page34 id: f184817549 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - えっあ重っえあ、こういう作品好きです、応援しとります、更新頑張ってください (2022年9月17日 20時) (レス) @page34 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - 更新ありがとうございます！とても続きが気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月7日 23時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - このような話めっちゃ好きです！他の作品も全て読まさせてもらいました！無理はしない範囲でいいので頑張ってください！応援しています！ (2022年8月2日 9時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春よこーいw | 作成日時：2022年7月6日 3時
