幼き写真家

過去話3 ※ここらで過去は終わります ページ19

グルッペン「写真のエミさんが美しいからこそ心を奪われたんだと、美しい物に囲まれていると幸せだそうだ」

エーミール「そんなのっそんなのが幸せって何なんですか！そんなのっ」

グルッペン「我々にとってはそんな事だが苦労以外何も与えられなかったAからしたら至福だったんだろうな」

鬱「でもその綺麗な物を持ってる事が出来ないからこそ写真っちゅう虚像で満足出来たんやろうね」

グルッペン「だから俺はAを受け入れた
俺はAを切り捨ててこの国をデカくしてきた
罪滅ぼしにはならんかも知れんがせめてもの気持ちだ」

エーミール「私は・・・これを知ってどうしろと言うんですか」

エーミールが泣きながらグルッペンに聞いたがグルッペンは謝罪の言葉を口にするしかなかった

ぺ神「まぁとりあえず理由はわかったんだし一旦落ち着きなよエミさん」

エーミールを慰めているとぺ神が白衣のポケットに入れていたボールペンが点滅した

シャオロン「なんやそれ？」

ぺ神「患者が危篤になった時点滅するの！今居る患者は・・・Aだけ！！」

その言葉と同時に走り出したぺ神の後を幹部の数人が追いかけた

兄さん「何辛気臭い顔してんだよ」

グルッペン「俺は今で間違っていたんだろう。また間違えたか？」

兄さん「知らねぇよそんなの。何が間違いで正解か何て誰も知らん。まぁお前は総統なんだ
これから幸せにしてやれば良いだろ」

グルッペン「・・・そうだな」

兄さん「じゃあ俺も行くわ」

グルッペン「頼む」

ぺ神達が医務室につくと医務室は荒らされておりAはベッドの上ではなく床に転がっていた

ぺ神「A！しっかりして！他のやつらは出てって！」

ゾロゾロと医務室から出ていく中ロボロと鬱は手術着を着て手術の準備をしていた

鬱「執刀医はぺ神な！俺は手伝いだけ！」

ロボロ「心拍数だの機械と数値の管理は任せろや。得意やで」

ぺ神「っ！頼む」

するとドアから兄さんまで入ってきて手術着を着ていた

兄さん「武器や弾薬なら俺の専門だろ。ちゃんと手伝いもするけど。指示頼むわしんぺい」

ぺ神「まかせて！それじゃあ頑張ろう！」

三時間ほどで手術が終わりAも命を取り留めた

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