幼き写真家

神とカメラ ページ12

しんぺい神目線
あれから２週間が過ぎたがAは一向に起きない

まぁ０距離で爆発した割には軽症で少し安堵した

確かに身体中爛れて気管も少しやられているが手足はまだあるし神経も問題ない

跡は残るだろうが身体中の爛れと火傷が治れば普通に動けるだろ

この時ばっかりは自分にビックリし過ぎて持っていた書類をぶちまけてしまった

俺は今なんても思った？

０距離で爆発した割には軽症でよかった？

手足もちゃんとあるから大丈夫？

跡は確実に残るけどまぁ命あれば十分？

ふざけんなよ

ぺ神「最低だ・・・俺」

数分前の自分を殴りたくなった

Aも女の子だ
なのに跡は残るけど命あれば十分？俺は頭でも可笑しくなったのか？

頭を抱えているとAの小さな呻き声でハッと正気に戻った

俺は医者だ

今ウジウジしてる暇はない
現にAはまだ目覚めて無いし急変だってするかも知れないんだから

自分の頬を叩き、点滴等を交換しAの様子を見た

ショッピ君の話だとこの子は店員から縫いぐるみ渡された時から様子が可笑しかったらしい

そうなると縫いぐるみの中に爆弾があるのを理解した？カウントダウンの音にショッピ君は気付かなかったのに？

となると重さ？でもこの年の子が爆弾の重さなんか分かるか？

というかショッピ君やチーノ君からの説明を聞くと爆発した際衝撃はそこまで大きな物じゃないのに音と爆風は大きい・・・ん？

何その中途半端な爆弾
普通に幹部を潰したいなら衝撃や威力を上げて、副作用的な感じで音と爆風が大きくなるけど・・・

まさかっ！

エーミールにインカムを繋げた

エーミール「はい、どうしました？」

ぺ神「威力が無いのに爆風とか音がデカイのって殺害が目的じゃないんじゃない？！」

エーミール「なっ何ですか藪から棒に！でもその可能性が高いんですよねぇ。悪魔で負傷さえしてくれれば良いみたいな」

ぺ神「だよね。となるとやっぱりm国が濃厚だよね、グルッペンはなんだって？」

エーミール「発作ですよw一気に２つの国と戦争だ！ってテンション上がってしまったらしく」

ぺ神「グルッペンらしいねw確か兄さんもm国に居たよね？」

エーミール「えぇ、帰還命令はもう出したみたいなのでもう少ししたら戻るかと」

ぺ神「そっか」

少し沈黙を挟みエミさんが口を開いた

エーミール「娘を・・・お願いします」

ぺ神「・・・任せて」

インカムを切ると少しだけ気持ちが軽くなった

大丈夫だよ、ちゃんと助けるから

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