お客さんが4人。 ページ7
○月○日。
今日は少し暖かく、マフラー無しでも普通に過ごせるくらいの気温。
あ、そうそう、あのアイドル雑誌。買いましたよ。
えっと、なんだっけ。な…な、ない………ないつ。でしたっけ。
これまた髪の毛がカラフルな方々が居ました。
でも確かないつって英語で書かれてたような気がするけどまぁ、いいか。
とそんな風に思いながら、バイト場に来ました。
因みに今はコンビニにいますよ、レジしてます。因みに今は帰りに買って帰ってるサラリーマンさん(予想)の弁当をピッでしてます。
「温めますか？」と聞けば、いや「いや、大丈夫です」と言われた。
うん、動かなくて済んだ。
暫くレジをしてから、少し眠気がさしてうとうとしていると、自動ドアが開いた。
「いらっしゃいませ〜」……声、裏返った。
心に少し傷を負っているとそこにはなんとあの主夫水色髪くんが！
…と思えば、その子より少し背の低い子がいる。
桃色の髪かぁ…可愛いな、女の子みたい。
「ここが僕のいつも帰りに何かを買って帰ってるコンビニです！」
なるほど、コンビニ紹介か何かかな。
…となれば、桃色髪くんはお金持ちさんかな？
そう思えば自然とそう考える様になってくる。
「へぇ〜、ここが庶民が使うコンビニ…」
どうやら私のカンは当たっているようで、彼はコンビニが初めてなようだ。
多分この子中身小悪魔とかそういうのかな。庶民とか言ってるからね。
「はい！桃李くん、何買いましょうか…。
あっ、このお菓子とかどうでしょう！」
「え、でも僕これにちょっと興味ある」
少しワイワイと喋っているが、手に何を持っているのかがわからない。
でも言葉だけ聞いていれば微笑ましい友達同士の会話だろう。
「飲み物は…どうしますか？…あ、桃李くんトマト安いので買ってもいいですか？」
「普通にココアにする〜、と言うか僕に聞かないでも大丈夫だし！」
今日も主夫水色髪くんはとても、とても主夫です。
それにしても、桃李くん(？)はなんとココアと可愛らしい…。
レジに来た2人は2人で商品を出した。
私は少し慌てつつも、合計金額を言った。
すると、桃李くんがお金を出す前に水色髪くんがお金を出した。
「いつも僕とお話してくれているお礼です…♪」
その言葉に少し照れている様子の桃李くんににこりと笑う水色髪くん…。
私はとても、とても癒された日でした。
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風鈴(プロフ) - 月野さん» わ、そうでした…。うっかりしてました！すみません。わざわざコメントありがとうございます、直しますね！ (2017年1月11日 21時) (
レス) id: 4377e4976a (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - 定員ではなく、店員ではないでしょうか・・・？ (2017年1月11日 21時) (レス) id: cfb2e2d00f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 | 作者ホームページ：http://twitter.com/fuurinn_ume_58
作成日時：2016年12月31日 13時
