【HQ】おれたち最強宣言【男主】 (ページ2)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:29,548 hit

最強そのいちページ2

・

『あっちぃ～…』

首筋を流れる汗を、Ｔシャツの端で拭う

ただでさえ暑い体育館の中で部活をし始めてはや２時間

次の練習までの休憩時間に、体育館横のドアの前に座って駄弁る

風が気持ちいいなほんとで

山の中の学校なくせして暑いだっちゃ(わ)

紘斗「アイス食いてぇ」

郁弥「今日から合宿だけぇ(だから)もう無理だで(だよ)」

佳寿也「わざわざ宮城とか東京から来るとかすごいでな(よな)」

いつも通り練習しとったけぇ(していたから)忘れとった

合宿だわ

…いや、なんでいつも通り練習した？

なんて、コーチに対して実際には出来ないツッコミを心の中でし、ふと外の景色に目をやると

１台の大型バスが駐車場に入ってきた

ナンバープレートには、"東京"の文字

へぇ…わざわざ東京から来るってすごいな

何部のとこに遠征に来たんだろ

有生「A行くぞー」

『へ？どこに？』

有生「今音駒と梟谷が着いたから。挨拶。」

さっきのは見なかったことにしてくれ(白目)

…おいコラ陽葵、隠れて笑ってんじゃねぇ

『行ってくるけぇ(から)、次のクジ用意して待っといて』

大空「おっけ」

先を行く有生くんを小走りで追いかけた。

・

有生「遅れてしまい、申し訳ありません。城兎高校男子バレー部コーチの佐々倉です。」

『キャプテンの緋夜です。』

有生「本日は、こんな所まで来ていただきありがとうございます。まさか、音駒高校さんと梟谷高校さんにこの合宿を引き受けていただけると思っていなかったもので…」

…誰これ、コーチの皮を被った誰かだ((

あ、でも練習中じゃないから普通なのか((

猫又「城兎さんにそんなこと言われちゃ困るなぁ」

有生「いやいや…」

思わず苦笑する有生くん

その次の瞬間、なにかを閃いたような顔をするとこっちを見てにんまりと笑った

ｱｯ…。

そのあと、猫又監督の元に向き直って言った。

有生「着いて早々なんですが、練習試合、しません？」

--
梟谷の監督さんは用事で不在です！