その怪奇現象、解決します

赤く濡れた少女#6 ページ2

今宮side

6「へぇー、あの道コンビニできたんだ。
今日通ってみようかな」

朝からスマホで流れてくる福岡のニュースを見ると、ドームの行き道に新しいコンビニができたという情報が流れてきた。

いつもはその道を通らず、近道ばっか通るけど、今日は早めに出て見てやろうと思った。

6「あ、そろそろいかな」

今日はデーゲームだから早めにドームに出勤しなくては。



新しくできたコンビニでコーヒーでも買って行こうかな、なんて呑気に運転していると


6「あれ、花が置いてる…それに……赤いランドセル？」

信号待ちしている交差点の横に花とランドセルが供えられている。

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ここ、事故が起こったんだ。

最近この道を通らないから全く知らなかったが、そういうことなのだろう。

6「気の毒に…ランドセルがあるってことはまだ小学生だったんだろうな」


それも女の子の。

自分の子供に置き換えて考えるとゾッとする。

6「(今日は帰って車には気をつけろって言っとくか)」

そう思いながら俺はコンビニへ寄った。




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7「あれ、健太どうした？」

6「んー、なんか肩が重くて…」

7「まあ昨日ナイトゲームだったから疲れてんだろ。

トレーナー室いって針うってもらえば？」


6「いや、うってもらったんすけど、どうも違うみたいで……」


7「まあここんとこ連戦続いてたしな。

疲れたまってんのかもな」


6「そーみたいっす」


俺は朝から肩が重かった。

俺も晃さんと同じことを思っていたので、気にも留めなかったが、

6「(なんかいつもと違うんだよな〜。
怪我とか疲労じゃない感じがする…)」



なんだか気分も乗らないし、いやいやいかんいかん、今日の試合は大事だ。

そう思って俺は両手で頬っぺをバチンと叩いてから練習へ向かった。

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