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医師 「星華ちゃんの容態には十分注意して見ることを忘れないこと。」
看護師 「はい。
星華ちゃん？」
医師 「どうした？」
看護師 「星華ちゃん、聞こえてたら手を握って？」
医師 「星華ちゃん、誰かわかる？
わかったら瞬き1回して。」
看護師 「瞬きしましたね。」
医師 「星華ちゃん、辛いとこない？
あったら指さして？」
看護師 「背中から腰にかけてか。
そりゃ、痛いよね。」
医師 「横向きにさせて、マッサージは大丈夫だよ。」
看護師 「星華ちゃん、じゃあそうしよっか。」
マッサージをしてもらうと、少し楽になった気がした
医師 「何かあったら、ベッドの角度上げとくからすぐに手をあげてね。
こっちも注意して見ておくから。」
看護師 「ご家族にはご連絡しておきましょうか？」
医師 「うん、お願い。」
看護師 「かしこまりました。」
術後の経過はずっとぼーっとしていて、あまり記憶が無い
痛くなれば呼ぶ
何も無ければぼーっとしている
その繰り返しだ
翌日の朝、鼻カニューレに変更になった
麻酔の効果も消え、はっきりした
看護師 「星華ちゃん、体調はどう？」
星華 「大丈夫。」
看護師 「今日からリハビリ開始しようか。」
星華 「リハビリ？」
看護師 「ICUでは寝たまま足を立てたり、ベッドに座るとこまでリハビリするからね。」
星華 「うん。」
看護師 「じゃあ、やっていこっか。
まずは右足から立てる練習しよっか。」
星華 「んっ..ﾊｧ...、上げれた。
こんなに疲れるなんて。」
看護師 「疲れたよね、ゆっくり練習していこ。」
星華 「まだまだ、やれる。」
看護師 「大丈夫？」
星華 「早く退院したいから。」
看護師 「そっか、無理せんと頑張ろ？」
星華 「うん。」
集中治療室2日目にしてベッドに座ることまで出来た
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作者名：hawainewyork | 作成日時：2019年7月2日 0時
