◇◆８◆◇ ページ32
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智「お前、俺のこと好きなんでしょ」
金色の髪の毛が、夕日に染まって
チョコレート色の綺麗な瞳が、私の顔を覗き込む
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「は、ちがっ...」
智「見てりゃわかっから(笑)」
「だから、それはっ」
智「いーよ」
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「え？」
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智「俺の女にならせてやっても」
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「結構です」
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ふんと鼻を鳴らした大野くんに、予想外の言葉をつきつけると
大野くんが間抜けな顔をして私の肩を揺らした
智「は！！？」
「だって、またこんな怖い思いしたくない」
智「.........」
「ヤンキー嫌いって、....言ったでしょ？」
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智「だから.....」
「でも、」
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「大野くんのことは、......好き」
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恥ずかしくて俯いた私の額に大野くんがそっと口付けた
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智「......もっぺん言って」
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「.....やだ(笑)」
智「なんなの！！？ぶっ殺すよ？？」
「すぐぶっ殺すとかいうのやめてくれたら言う」
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まるで子供同士の言い合いみたい
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智「....んだよっ///！！わーったって//！！！」
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「......ふふっ」
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「大野くん、大好き」
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そう言って大野くんの頬へキスをすると
「ふざけんな」って笑って
それから
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智「俺のがめっちゃ好きだし」
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って言って、私の身体をぎゅっと抱きしめた
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( END )
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作者名：結嘉 | 作成日時：2016年2月21日 16時
