(黒バス×結界師)青峰の屋上さぼり仲間は、結界師！？

11.弁当 ページ12

貴「弁当ターーーーイム！！」

ガバっと起き上るとごそごそと鞄を漁る。

満足げな顔をしたAが弁当を出してくると開く。

青峰は、どこかに行ったのか屋上にいない。

だが、そんなことはAには弁当を前にしたらどこかに飛んで行ってしまうわけで、

貴「いただきます！」

大好物のから揚げを口に含んで

貴「うんまあああああ」

と叫んでいたりする。

そこに、黒子、桃井含むキセキの面々が入ってきた。

いつもは、ここ屋上には来ないのだがどういう風の吹き回しだろうか？

赤「やあ、こんにちは」

赤司がAに向かって挨拶するが……

貴「いやー、やっぱ最高だね。から揚げは」

当の本人には全く聞こえて無いようで。

青「ああ。赤司、あいつから揚げ食ってる時は何を言っても聞こえないぞ」

黄「ナンスかそれ」

と、おなかを抑えながら言う。

桃「ムッ君みたいだね」

紫「桃ちん。俺はお菓子食べてても、ちゃんと聞いてるよ」

まいう棒、揚げだし豆腐味を食べた。

黄「いっつも思うッスけど、それ美味しいんスか？」

紫「おいしいよ〜」

緑「紫原、お菓子はこぼさず食え。というか立って食うな」

紫原のこぼしたお菓子のカスをゴミ袋に入れる。

黒「そのゴミ袋どうしたんですか？」

緑「今日のラッキーアイテムなのだよ」

眼鏡を指でクイッと上げる。

黒「あっ。桜坂さん、から揚げ食べ終わったようですよ」

そう黒子が言ったのを聞いて、キセキは今日屋上に来た理由の人物を見る。

その当人は、

貴「んー？ストーカーさん達どうしたの？」

と、こちらを見ながら言ってきた。

緑「なっ！なぜそうなるのだよ」

貴「だって昨日、家探し出して来たし、ついてくるし。
　 もう、ストーカー以外の何物でもないでしょう。」

緑「俺は、何もしてないのだよ」

貴「まあ、いいや。でも赤司君。君が世界で一番のストーカーだ！表彰したいぐらいだよ
　 しかも、ヤンデレだしね。」

Aは、緑間から赤司に視線を移動させ、ビシっと指さす。

赤「そうかな。で、今日も部活あるんだけど来てくれるよね？」

貴「行かない」

即答だった。あっさり断った。赤司の言葉を

赤「言い方がダメだったな。今日部活があるから来い」

貴「やだ」

またまた即答。キセキのメンバーの顔がみるみる真っ青になっていく。

赤「俺の言うことは？」

貴「きかな〜い」

そう言って、ご飯を食べ始める。

貴「美味い〜」

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