第91話 ページ11
ピッ、ピッ…
放課後、屋上でなんとなく暇になってスケジュール帳を整理してみる
部活も今日はない
「真琴先輩との予定ばっかり…」
ここには誰もいないから、声出しても良いよね
プルルルルルッ
「わっ」
電話？急にビックリした…
しかも凛くんからだ
「もしもし…」
『おう、急にごめんな』
「大丈夫だよ、それより何で電話してきたの？」
『…どうなったか、聞きたくてな』
やっぱり、その話題だった
「凛くん今日空いてる？」
『空いてるけど…』
「直接、話したいの」
顔を見なきゃ分からないこともある
久しぶりに、凛くんの顔が見たい
どこまでも清々しくて優しい凛くんの顔を…
ー公園ー
電車に乗って、久々に通る道を眺めながら来たこの公園
鮫柄学園の近くだから、ここにしたの
凛くんに少しでも負担がかからないように
「よぉ」
白ランで、いつものあのマフラーを巻いてる凛くん
「凛くん……久しぶり」
「待たせちまったみたいだな…鼻、赤くなってる」
「そんな事ないよ、私冷え性だから」
「嘘つけ」
ピシッ
そう言って凛くんは私の額にデコピンをくらわす
少しの刺激も乾燥してるから痛い…
「もー……ほら座って」
ベンチに座っていた私は、隣をパンパンと叩きながら凛くんに言う
「……で、どうなったんだよ」
「ん、あのね………私、真琴先輩と別れた」
「そうか…」
「いつかその日が来るって思ってたけど…ね」
私たちは一年もしない内に別れた
…まあ、あと一日で一年だったんだけど
ずっと一緒にいると誓ったはずなのにね
「それでこれからどうするんだ？」
「……別にどうもないよ。明日でしょ？卒業式」
…私は岩鳶の卒業式に出席しないといけないんだもんね
凛くんの白ランも、これで見納めかも
_
新作です↓
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/hatune0/
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初音ツバキ(プロフ) - 永遠の高校生さん» ええ！？大丈夫ですか？？（；゜０゜）お返事が遅くなって申しわけありませんが、コメント本当に感謝です！励みになります！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2015年11月2日 18時) (
レス) id: 5a96c81bd9 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の高校生(プロフ) - 泣きすぎて、脱水症状が出るところでした。 (2015年10月28日 23時) (レス) id: c000b33630 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅか - 真琴との別れのところでは、涙が止まりませんでした…。時間が掛かってもいいので次は幸せになってほしいです！ (2015年7月30日 11時) (レス) id: 9e29681e3d (このIDを非表示/違反報告)
初音ツバキ(プロフ) - くみさん» ありがとうございます！m(_ _)m最後まで嬉しい言葉の数々…！感謝しきれないくらいです(T . T)これからもどうか宜しくお願いします (2015年5月14日 22時) (レス) id: 5a96c81bd9 (このIDを非表示/違反報告)
くみ - こんばんは(*´▽｀*)すごく面白かったです！宗介とずっと幸せでいられますように☆続編＆新作すっごく楽しみです！ (2015年5月14日 19時) (レス) id: 64d3ef2010 (このIDを非表示/違反報告)
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