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クルア・パイラ・クリスタル(白羽涼華さん宅)
「クルア↔アメリア」……クリスタルさん
きっかけはアルカードだった。彼と挨拶をするような間柄になってからは、彼とバディを組んでいてよく一緒に居るクルアとも必然的によく顔を合わせるようになった。アルカードからの紹介もあり、またクルア自身クリスタル家の息子であることもあり、アメリアとしてもできるだけ交流しようという意識をもって声を掛けていた。ただ、見かけるたびに寝不足そうで険しい顔をしているため交流し始めた初めの頃は何故だろうと常々疑問に思っていた。
ある日、二人が四年生の頃、ある教室で鉢合わせた。選択授業のため早めに向かった教室に、クルアが居たのだ。目が合った二人は特に何を言うでもなくお互い会釈し近くの席に落ち着き、沢山の教材を抱えて必死でペンを走らせるクルアを尻目にアメリアは読書を始めた。彼はいつも通り寝不足そうで険しい顔をしていて、アメリアは思わず何故そんなに寝不足なのかと聞いた。彼は睡眠時間を削って勉強をしないと追いつけないからだと答えた。それに対してアメリアは更に疑問を覚えた。睡眠時間を削ることは勉強においてとても非効率的だ。何故そんなことをするのだろう。そうして、それをそのまま口にした。
その結果、クルアはその場で泣き出してしまった。涙を流しながらも鋭い視線で「俺はそうしないとついていけないんだ、お前に何が分かる！」と返され、却って動揺したのはアメリアの方だった。謝罪と弁明を繰り返し、彼が落ち着いた頃には生徒も集まってきておりすぐに授業が始まってしまった。その日中、アメリアはそうまでしないと勉強に追いつけない人が居るという初めて知った事実をゆっくり飲み込んで行った。
後日会った際、まず謝罪をしようと口を開いたアメリアを遮ったのはクルアその人だった。「先日はすまなかった」と。目を丸くするアメリアを気にせず彼は続けた。「お前の指摘した通り、あの時俺は寝不足過ぎた。お前はきっと心配してくれたのだろう。だから、すまなかった」
彼の言葉にアメリアは焦った。なぜなら、あの時の指摘は心配故でなく純粋な疑問故だったから。でもそれを謝ってきている彼に対して言うこともできなかった。アメリアは、歯切れ悪く謝罪を返すことしかできなかった。
直後、その場に居たアルカードがクルアを茶化したのは、むしろ救いだった。
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木木野(プロフ) - ことにゃさん» ご承諾ありがとうございます。では近日中にボード、またはTwitterの方にお伺いいたします。よろしくお願いいたします！ (2021年10月11日 18時) (
レス) @page34 id: add981d1da (このIDを非表示/違反報告)
ことにゃ(プロフ) - また、コメント欄では字数制限に引っ掛かってしまうため、ボードか、或いは私Twitterもやっていますのでそちらでお話できればと思います。 (2021年10月10日 18時) (レス) id: 741af468a4 (このIDを非表示/違反報告)
ことにゃ(プロフ) - 木木野さん» お声がけ頂き、ありがとうございます。よろしければ、フィーちゃんとエリスでどのような関係を想像しているのかなどお聞かせ願いますでしょうか？ (2021年10月10日 18時) (レス) id: 741af468a4 (このIDを非表示/違反報告)
木木野(プロフ) - 初めまして。同企画様にて「フィービー・マレット」で参加させていただいております、木木野と申します。エリスさんと関係を組ませていただけないかと思い、お声がけいたしました。ご検討よろしくお願いいたします！ (2021年10月10日 10時) (レス) id: 76e0819e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことにゃ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kotonya/
作成日時：2021年8月28日 20時
