第240話 赤 ページ2
楓side
そら月でフォログラフを歌ってる間、舞台袖は大混雑。
なんたって出演者全員いるからなぁ…
奏「もうすぐ終わっちゃうなぁー…」
『早かったね…』
奏も私もなぜかとても悲しそうに言う。
やばいやばい。テンション上げないと!
『まだなにも失敗してないから。絶対成功する。』
奏「もちろん。」
二人で確認しあっているとフォログラフが終わったみたいだ。
すると全員が舞台に出て、
『全員で歌います。』
奏「smiling」
______
あぁ、もうすぐ終わっちゃうのか。
やっぱ嫌だな…。
初ライブにしてこんな大きいところで。
シークレットゲストだってこんなにたくさん。
私達のために全部やってくれてるんだと思うと。
できないじゃん。
このあとだって言うのに。
こんなに温かいと…
できないよ…。
______
奏side
途中、luzがハッとした表情でこっちを見ていた。
な、なんだ?
何か変わったとでも言うのか?
でもluzが言うなら間違いない。
きっと。
これで助かるんだ。
これで全てが完結するんだ。
このライブと同時に。
俺たちの物語も終盤なのかもしれない…
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作者名:月見だんご 赤メガネ x他2人 | 作成日時:2018年1月10日 3時