【歌い手】双子の歌い手は正反対なようです。part3

第134話　月 ページ42

彼方side


天「ほんっと楽しかった！今までで一番かもしれない」

坂「今もあの一体感が離れない、ほんと凄かった」

ま「ヤバかった、あの感覚で一曲作れそうなんだけど。でも緊張したぁ···」

玲「同じく緊張した。でも良い経験になった···」



メドレーが終了し、舞台袖にはけて次の人達と入れ替わった後


2年、1年が感想を言い合っている

やっぱりそれぞれ思う所はあったんだろう



────だがしかし。









『···。』

奏「···。」


なんでこいつら黙ってんの

司の方を見ると同じように呆れていた

────よし、久しぶりにあれやろ


司に目配せで合図すると、口パクでせーのっと、俺は奏の、司は楓の








背中のツボを押した


奏「いぃっ···！」

『っ〜〜〜!!』


「「「「!?」」」」


司「あ、目ェ覚めた？」


そう、何年か前に読んだ雑誌にツボのどーたらこーたらが書いてあって、

背中に押したら一瞬で目が覚めるみたいなのがあったから2年の時に司と一緒にやったら効果底面だったために今回もそれをした

しかもかなり強めに←



2人が悶絶しているのに驚いている1.2年に比べ、司はこれだ

まるで「え？僕何も知らないよ？」みたいな←


彼「お前らなぁ···楽器とかどうするか指示しろよ。部長副部長がぼーっとしててどうすんだ」

俺がそういうと、楓が慌ててごめん！と言う


『えっとね、楽器は取り敢えず舞台裏に台が置いてあるからそこに置いといて、終わったら回収するみたいな感じ！』

先に言っとけば良かったね、とすまなさそうに言う楓






そんな彼女の表情さえも愛しい、なんて思う俺は末期なのだろうか



──────
灯油さんと志麻さんがエイリアンエイリアンだしてましたね！
意外なコラボ。
結構合ってたけど

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