私の/俺の、初恋相手。１０

初恋ーオヤスミナサイ！！ ページ36

　
　

・・・・・・。






A:「どどどどうす……」


太宰:「なにが？」



A:「いやいやいや！だって……」







玄関の前で脱力し、へたりこむ。


太宰に声をかけられ、振り向くも……







太宰:「ん？」








まともに目があった。


それだけで、熱くなる。







A:「……なんでも」



太宰:「そう？


……じゃ、寝ようか」




A:「寝……」




太宰:「……大丈夫。なにもしないって。ほら、おいで」




Aはゆっくり立ち、布団の上へ。






(ｼｭｯ！


(ｻｯ!


A:「オヤスミナサイ！！」








閃光のごとく布団へ入り、太宰に背を向けるようにして寝る。









太宰:「なにも背を向けなくても〜」

(￣３￣)





A:「いいから、寝てよ！」





太宰:「……はいはい。わかったよ。


おやすみ」

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