【銀魂】私？私は夜兎のハーフで寺子屋出身で銀時たちの幼馴染です！ 〜寺子屋・攘夷戦争編〜

〇第３２訓　戦うのが怖い……　失っていくだけ………【守れやしない】？ ページ35

Aside

暖かいな……なんだかすごく……安心する

A「最近……よく見るんだ………屍の夢を」

銀「屍の……夢？」

A「うん、戦場にたっている私の周りには数えきれない程の
屍が広がっていて……それは天人も人間も関係がない……
…全てが……肉塊となっていて見てるだけで吐きそうになる光景だった……」

下を向いて話している私には銀時の表情は分からなくて……でも
背中を擦ってくれている………いつも、こうやって銀時達は私を支えてくれた

だから……だからこそ怖いんだ……泣きたくなるんだ………

A「屍の真ん中に立つだけで辛かった……けど夢は続いたんだ……
まだ敵が近くにいたなら気も紛れるのに敵も味方も……誰も周りには居ない……
もちろん仲間の名前を叫んでも声は届かないし姿も見当たらないんだ

でも、そこで銀時達を見つけたんだ……全速力で駆け寄る………
けど銀時達も途中で目の前から居なくなる……いや、切られたかのように死んでしまう………」

ピクッと流石の銀時も反応する……
そりゃそうだ、いきなり貴方は死ぬ的なことをいわれたんだから

それでも黙って話を聞いていてくれる……背中を擦ってくれている

A「……皆いなくなってしまう………そう思った瞬間……また怖くなった
そんな時に背後の……いや周りの全ての屍が起き上がって近付いてきて私に言うんだ

【お前は弱いから何も守れやしない】
【痛い………助けて】

縋る声も……攻める声も私に向かって話していて……でも私は両方とも答えられない……
弱いのも知ってた、だから助けられなくて死んでしまった……

結局、私はその場で頭を抱えて座り込むだけ……その言葉から逃げただけ

そしたら背後からいきなり足を掴まれるんだ……屍に

それから他の屍に刀で刺されそうになる
いつも刺される寸前で目が覚めて……夢はこれでお仕舞い」

銀「……もういい、大丈夫だ。オレも死なねぇしヅラや高杉だって…お前も死なねぇ……
絶対ぇ、死なせねぇ………だから安心して今は泣け、な？((ギュッ」

A「っ………本当は……怖かった…よ………っ！
みんながっ……みんなが居なくなっちゃうかもって……！！

また………また失うかもしれないって思っちゃって………！！

また壊れてしまうかもって思ったら…！苦しくて……！すごく……辛かった……！！」

これが本音…苦しかった………この苦しみを【誰かに気付いてほしかった】

いつも最初に気付いてくれるのは銀時だった

荒龍 桜葵の設定　【追加ありＨ２７．３．１９】→←〇第３１訓　半月の夜は何かを失い、別れを与える＿＿＿

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