47cm差です2【江口拓也】

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江口side








西山「Aちゃん寝ちゃったしそろそろお開きにします？」

江口「だな笑」









梅ちゃんの肩に寄りかかって眠るAを起こそうと手を伸ばすと梅ちゃんにその手を掴まれた









梅原「いいっすよ起こさなくて。タクシーまで運ぶんで」

江口「あ、じゃあ俺が運ぶわ！家近いし一緒に帰るよ」

梅原「いや、俺が送るんで大丈夫です」

江口「えっ？」









いつもと違う様子の梅ちゃんに少し戸惑った
なんで急にそんな事…？









梅原「俺も方向は一緒なんで。ついでに送れますから」

江口「でも…」

梅原「それとも俺が送ったらまずい事でもあるんすか？」

江口「！」









そうだよ、別に何もまずい事なんてないのになんで引き止めたりなんか…
送ってくれるって言うなら梅ちゃんに任せればいいだけなのになんでこんなモヤモヤすんだ









江口「そ、そっか！じゃあ頼んだ！」

梅原「うす」

結愛「江口さんの家はどっち方面ですか？」

江口「…」

結愛「江口さん？」

江口「へっ？あ、ごめん！何？」









なんなんだこの胸がざわつく感じ
今日だけじゃないここ最近ずっとだ
Aの事になると何故か胸がおかしい









西山「タクシーきたよ！」

江口「結愛ちゃん女の子なんだから先に使って！」

結愛「すみません…ありがとうございます！」









結愛ちゃんがタクシーを乗るのを見送った後ちょうど2台目のタクシーが着たから梅ちゃんを呼びに店の中へ戻った









江口「もう1台来た！梅ちゃん先いいよ」

梅原「ありがとうございます、じゃあお先」

江口「！」









Aを抱き上げお姫様抱っこをする梅ちゃんを見て咄嗟に腕を掴んでしまった









梅原「…なんすか？」

江口「…悪い、やっぱ俺が送る」

梅原「…」









梅ちゃんからほぼ無理やりAを奪い取ってタクシーに運びそのままAの家へ向かった









西山「随分体張るじゃん」

梅原「いい加減うじうじしてんの見てると腹立つから」

西山「本当にそれだけ？」

梅原「…なんだよ」

西山「なんでも〜？さっ、僕達も帰ろ」









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