47cm差です2【江口拓也】

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貴方「…」

江口「…」








宏太朗達が帰ってからずっと無言が続いた
なんで置いていくの…！バカ！
どうすればいいの〜！！









江口「Aが俺の事避けるから宏太朗に頼んでご飯誘って貰ったんだよ」

貴方「そ、そういう事…！」









やる事やったってそういう事か
ていうかそこまでして私と話したい事でもあるの？
もしかして事故でキスしちゃった事怒ってるとか…？









江口「ごめんな」

貴方「えっ」









いきなり謝られて顔を上げると私に対して頭を下げていた









貴方「な、なんでえぐが謝るの…！」

江口「当たり前だろ、事故とはいえキスしちゃったんだから」

貴方「っ…」









『キス』という単語に恥ずかしくなってまた顔を下に向けた









江口「俺が最初から取ってやればAがバランス崩して倒れるなんて事無かったし」

貴方「べ、別に…っ」

江口「本当にごめんな」









本当に申し訳無さそうに謝るえぐに罪悪感が出てきた
ちゃんと謝ろうとしている相手を散々無視してしまった
そもそもえぐはどうしてこんなに謝ってくれるんだろ









貴方「なんでそんなに謝るの…？」

江口「キスって大事な事だろ？付き合ってもないのに簡単にしていい事じゃないじゃん」

貴方「えぐ…」

江口「わざとじゃないけど少なからず俺にも問題があったから」

貴方「そんな事ないよ…私の不注意でもあったから」

江口「でも嫌だったんでしょ？」

貴方「えっ？」









えぐの問いかけに首を傾げると同じように首を傾げて更に問いかけた









江口「嫌だったから俺の事避けてたんでしょ？」

貴方「や…そういう訳じゃ…」

江口「じゃあなんで避けてたの？」

貴方「それは…」

江口「それは？」









えぐの事意識してるからだよ！
そんなの言われなくても察してよ！









貴方「と、とにかく！昨日の事は私にも非があるから…ごめんね」

江口「じゃあお互い悪かったって事で笑」

貴方「そういう事！」









私も昨日の事はもう忘れて考えないようにしよう
えぐの方は全く意識してないみたいだし。








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