47cm差です2【江口拓也】

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えぐがトイレに行くと席を立つとすぐに宏太朗が私の元へやってきた









西山「告白すればいいじゃん」


貴方「…無理」


西山「なんでよ」


貴方「振られるもん…振られたら絶対今の関係が崩れる。それだけは嫌だから」


西山「でも行動しないと何も始まらないよ？」


貴方「…」








それはそうなんだけど…
行動って一体何をすればいいのかわからない








西山「デートにでも誘えば？」


貴方「む、むり！デートなんて好きな人と行くものじゃん！誘ったら好きな事バレる！」


西山「あーだこーだうるさいな！恋愛初心者か！」








初心者みたいなもんだよ！
相手がえぐなんだから！普通の人を好きになるのとは訳が違うの！








西山「もうすぐクリスマスじゃん！丁度いいじゃん！」


貴方「はあ！？何も丁度よくないし！普通のデートよりレベル高いじゃんか！」







その時えぐがトイレから帰ってきて宏太朗に背中を押されて無理やり目の前に立たされた








江口「どうかした？」


貴方「え、あ、いや…」


江口「？」








不思議そうに私の顔を覗くえぐの顔が近くて思わず一歩引いてしまった

でも宏太朗の言う通り自分から行動するべきだよね
そ、そうだ！助けてくれたお礼として誘えばいいんだ！









貴方「クリスマスって予定空いてる！？」


江口「クリスマス？特に無いけど」


貴方「じゃ、じゃあご飯でもいかない？」


江口「ご飯？」







よし！言えた！
宏太朗を見ると「よく言った！」「偉い！」と言うような目で見ていた


もしえぐが誘いを受けてくれたら2人きりクリスマスを過ごせるんだ
2人きり…えぐと2人…









貴方「皆で！！！！！」


西山「は…」









2人きりでクリスマスを過ごしている所を想像したら緊張して思わずそう言ってしまった









貴方「今宏太朗と話してたの！皆でクリスマスパーティーでもしないかって！！」


江口「おお！いいな！」


貴方「で、でしょ！」









もう一度宏太朗を見ると今度は呆れたように頭を抱えていた

だ、だって…！えぐと2人きりなんて絶対無理…！









貴方「じゃあ私何人か声かけてみるから！」


江口「わかった！」








2人で過ごしてみたい気もするけど皆でパーティーも楽しいもんね
それに皆がいた方が安心するし…






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