47cm差です2【江口拓也】

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江口「落ち着いた？」


貴方「うん…ありがとう…」








顔をあげるといつの間にか雷は止んでいた
良かった…

えぐも落ち着いた私を見て安心したように笑ってくれた
まさか本当に来てくれるなんて思ってなかった









貴方「なんで来てくれたの…？」


江口「わかんない、なんか体が勝手に動いてた」


貴方「何それ笑」









冬なのに汗を流しているえぐを見て心臓がキュッと締め付けられた
汗流すくらい私の事必死になって探してくれたんだ…









江口「良平さん達に謝んないとな〜」


貴方「え？」


江口「さっきまで飲んでたんだよ」


貴方「わざわざ抜けてきたの…？」


江口「うん」


貴方「…」








何それ…
飲み会より私のこと優先にしてくれたってこと？

ずるいよ…
もっとえぐの事好きになっちゃうじゃん…っ





嬉しくてまたえぐの腰に腕を回して抱きついた









江口「どうした？まだ怖い？」


貴方「好き…っ」


江口「えっ…」








思わず口から出た言葉に自分でも驚いて顔をあげると目を見開かせて私を見つめていた


わ、私何して…！ つい思わず…っ









江口「A…」


貴方「ど、同期として！！」


江口「…は？」


貴方「同期としてえぐが好きって事！」








必死に撤回しようと苦し紛れの嘘を着いた

何だっていい、この気持ちがバレなければ何だって









江口「…そういう事…ビビった…」


貴方「ご、ごめん急に変な事言って！」









えぐは驚いて居たけどすぐに笑顔になって私の頭に手を置いた









江口「俺もAの事いい同期だと思ってるよ」


貴方「っ…う、うん！」








笑顔で言うえぐに胸がズキンッと痛んだ
やっぱり私はえぐにとってただの同期でしかないんだ








江口「そろそろ帰るか」








そう言って楽屋を出ていこうとするえぐを後ろから追いかけた

苦しいな…







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