子供扱い禁止！3【木村良平】

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良平「立てるか？」


貴方「たぶん足捻っちゃって…」


良平「えぐう達に連絡するか」









そーっと足を動かしてみるとピキっとヒビが入ったような痛みが走った
やってしまった…
さすがにこれじゃ上まで上がれない


良平さんが皆に連絡をしようとスマホを取り出した時上からガサガサと音が聞こえて顔を上げた









江口「A！良平さん！」


西山「いました！？」


貴方「江口さん！皆！」









ナイスタイミング！
皆も探しに来てくれてたんだ…！









良平「足怪我してるみたいだから上から引っ張ってやってくれるか？」


梅原「ほら」


貴方「ありがとう！」









手を伸ばしてくれた梅ちゃんに手を重ねると上へ引き上げてくれた
良平さんも下から足に負担がかからないように支えてくれてなんとか地上に上がる事ができた


続いて良平さんも宏ちゃん達の手を借りながらなんとか上がった









良平「大丈夫か？」


貴方「はい！」


西山「よかったよ無事で…無事って言っていいのかわかんないけど…」


江口「帰ったら診てもらおう」


梅原「お前はもっと冷静に判断しような」


貴方「はい…すいません…」









梅ちゃんの言う通りだよ。
良平さんがこんな時間に真っ暗な場所に呼び出す訳ない
良く考えればわかる事なのについ嬉しくて…


ちょっとシュンと肩を落としていると梅ちゃんが雑に頭を撫でてくれた


顔をあげて皆に笑顔を向けて改めてお礼を言った









貴方「皆、ありがとう！」









笑顔を向けると皆安心したように微笑み返してくれた
やっぱり皆頼りになる私のお兄ちゃんだ









良平「ほら」


貴方「え？」


良平「それじゃ歩けないだろ？」


貴方「あ、ありがとうございますっ」








私の前でしゃがむ良平さんの背中に体重を預けるとゆっくりと立ち上がった



ログハウスに向かって歩き出す良平さんの首をギュッと抱きしめて呟いた









貴方「良平さん」


良平「ん？」


貴方「ありがとうございます」


良平「どういたしまして」


貴方「良平さん」


良平「はいはい？笑」


貴方「大好き」


良平「俺もだよ」









やっぱり諦めなくて良かった
私にはこれからもずっと貴方が必要です

もう何があっても離れないで…
ずっとずっとそばにいて欲しい









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