子供扱い禁止！【木村良平】

4 ページ5

.








貴方「あ！良平さんいた〜！」


良平「A？」


貴方「見て見て！成人式の…きゃあっ」








角を曲がると良平さんの姿が見えて名前を呼ぶと振り向いてくれたので駆け寄ると途中でつまづいてしまった







貴方「っ…」


良平「大丈夫か？」







咄嗟に良平さんが私の体を受け止めてくれてなんとか転ばずには済んだけど顔を上げると顔が近くてドキンッと胸が高鳴った







良平「A？」


貴方「えっ？あ、はい！大丈夫です…っすみません！」







固まっている私の顔を覗き込む良平さんに慌てて返事をするとゆっくりと立たせてくれた







良平「成人式で着る振袖？」


貴方「はい！良平さんに見せたくて来ちゃいました！」

良平「Aらしいわ笑…綺麗だよ」


貴方「えっ…き、綺麗ですか！？可愛いじゃなくて！？」


良平「うん？可愛いの方が嬉しかった？」


貴方「いや…そうじゃなくて…」


良平「？」







綺麗って初めて言われた…
私の事ちょっとは大人として見てくれたのかな。








良平「当日楽しんで来いよ？」


貴方「はい！」


良平「久しぶりに合う友達も居るだろうけどヘマだけはしちゃダメだぞ。芸能人としての自覚と責任は持つ事」


貴方「もちろんです！」









仕事に人一倍熱くて努力家な良平さん
そんな貴方だからこそ好きになったんです


でもやっと念願の成人だから少し浮かれている気もする。
だって本当にやっとだもん…！
やっと良平さんと…








貴方「あ、あの良平さん…！」


良平「ん？」


貴方「3年前の約束「A！」…マネージャー」


マネ「そろそろ着替えないと収録間に合わないわよ！」

貴方「あ、でも…」


良平「じゃあ成人式楽しんでこいよ〜」


貴方「…はい」






マネージャーの邪魔が入って聞けなかった
良平さん約束ちゃんと覚えてるかな…







.

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す