子供扱い禁止！【木村良平】

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あんな事を全く関係の無い人に言われて悔しくて涙を流しながら無我夢中で走っていると誰かにぶつかり尻もちをついた






貴方「っ…」


良平「A！大丈夫か？」


貴方「良平…さん…」


良平「…なんで泣いてんの？」








心配そうに見つめる良平さんに思わず飛びついた







良平「A？どうした？」


貴方「私…私、良平さんの事本気で好きだもん…っ勘違いなんかじゃない！」


良平「…」








良平さんは泣きじゃくる私を優しく抱きしめて頭を撫でてくれた








良平「わかってるよ。ちゃんと伝わってる」


貴方「うぅっ…良平さん…っ」


良平「…安藤くん、もうAにちょっかい出すの辞めてくれる？」








良平さんが安藤くんの名前を呼んだので後ろを振り返るとバツが悪そうな顔をした安藤くんが立っていた


安藤くんは私達に近づいて腰を下ろして私の目線に合わせた









安藤「…悪かった」


貴方「…」


安藤「今まで彼氏いる奴も好きな人いる奴もちょっと声掛けたらケロッと俺の所くるから女なんて皆そうだと思ってた」


貴方「そんな事ない…っ」


安藤「うん、俺の勘違いだった。…もうああいう事言わない、悪かった」


貴方「うん…もういいよ」





本当に悪そうに頭を下げる安藤くんを見て許せざるを得なかった
本当に反省してくれてるみたいだし。
それに私の言葉に嬉しそうに微笑む安藤くんを見たらね…









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安藤「Aちゃん！付き合お！」


貴方「付き合わないし」


安藤「じゃあデートしよ！」


貴方「…ねえ、あの時謝ってくれたよね！？嘘だったの！？」


安藤「嘘じゃないよ？」


貴方「だったらなんで…っ」







安藤くんは私の腕を引くとおでこに口付けた






安藤「本当に好きになったから」


貴方「…」






なぜこうなる。






蒼井「ほら言ったじゃん、本気で好きになるかもよって」


貴方「…私は良平さんが好きなのー！！！」







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