子供扱い禁止！【木村良平】

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良平「ほら帰るぞ」


貴方「うっ…ひっく…うぅ〜っ」







永遠と泣いている私に対して良平さんは子供をあやす様に頭を撫でた
こんな扱い嫌なはずなのにどうしても喜んでしまう自分がいる







良平「送ってやるから。な？」


貴方「………はい」







差し出された良平さんの手に自分の手を重ねた








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江口「じゃあまた明日！お疲れ様です！」


良平「お〜、お疲れ〜」


西山「A！元気出しな！」


梅原「そうそう頑張れ頑張れー」


貴方「うるさい〜！！！！」


安元「じゃ、良平A頼んだぞ」


良平「おう！」








皆と別れると良平さんはタクシーを拾ってくれた
迎えに来たタクシーに乗った後もずっと私の手を握ってくれていた








私…バカみたい…
1人で浮かれて勝手に勘違いして。


でも好きなんだもん…っ
ずっとずっと好きだったんだもん！
15年間ずっと！


こんな結果になったけどやっぱり諦めるなんて無理！
そんな軽い気持ちじゃないんだから！


もうそれを良平さんにわかってもらうしか方法はない。子供だなんてもう思わせない。
…決めた









律儀に一緒にタクシーを降りてわざわざ玄関の前まで送ってくれた








良平「じゃあちゃんと戸締りしろよ？」


貴方「…」


良平「…ほら、体冷えるから早く入りな」








そう言ってまた私の頭を撫でる良平さんの手を引っ張りおでこにキスをした







貴方「…絶対…絶対振り向かせるから…！」







また涙が溢れそうなのを必死に堪えてそう訴えると一瞬驚いた顔をしたあともう一度私の頭を撫でた







良平「はいはい頑張れ笑」


貴方「子供扱い禁止〜！！！！」







絶対に振り向かせてみせる。
子供だなんて思わせない！
だって良平さんの事好きなんだもん、好きなものは好き！もう仕方ない事なの！



だからぜっーーーーたいに私の事好きにさせるんだから！









部屋に入り窓から良平さんが乗ったタクシーを見送った
私頑張るから。…覚悟しててね良平さん









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良平「はぁ〜…」








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