第８話「ずっと居ました」 ページ7
近藤「なっ…」
A「ちょっと失礼」
沖田：！！
私は倒れた人に乗る
「ぐあっ！」
A「急にごめんなさい、でもあなたが隠れていたので怪しいと思ったんです
あなたは真選組の方ですか？それとも敵ですか？」
「女っ…てめっ…」
A「私が質問しているんです、答えて下さい」
沖田「Aさん、そいつそのまま押さえつけてくだせぇ
こいつは近藤さんを狙った敵でさァ…なぁ、堂本」
堂本…知り合いの方でしたか
でもこの口の聞き方はどうやら潜り込んでいたスパイのよう
A「そうですか、知り合いでしたか
本当にいるんですね、この中に敵が」
沖田「こいつ牢屋に入れて来ます」
近藤「あ、あぁ」
沖田さんは堂本さんという方を連れて部屋を出た
小夜「あ、あわ、あわわわわわわ」
小夜さんは少し怯えてるっぽい
普通ならそうでしょう
近藤「小夜さん、大丈夫だったか？」
小夜「は、はひ…」
近藤「山��、小夜さんを部屋まで送ってやれ」
山��「はい、分かりました」
近くにいた山��さんが部屋に入り、このまま小夜さんを連れて出て行った
近藤「さて…先ほどは助かった、ありがとう、Aさん」
A「いえ、気付いたので」
近藤「君の瞬発力といい、動きが普通ではなかった
ただ家政婦でもないようだしな
君が戦闘経験があるのも理解出来た」
A「はい」
近藤「いつ頃気付いた？」
A「最初からですよ」
近藤「最初？」
A「はい、この部屋に入った時からずっとあの男の方は居ましたよ
きっと私と小夜さんが出て行ってからあなたを襲う予定だったのでしょう
やはり局長になると大変ですね」
近藤「き、君は一体…」
A「ただの家政婦ですよ、今は」
「ただの家政婦にしちゃ目が違うな」
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