第36話「今度こそ」 ページ35
高杉sied
「逃げられたか、晋助」
高杉「まぁな」
久坂「あっ!万斉さん!聞いて下さいよ!
月光戦姫の正体!あの家政婦だったんですよ!?
私!ずっと監視していたのに!全然気付かなかった!」
江戸川「俺もだ」
万斉「月光戦姫…吉田葵の妹、か」
高杉「いやあれは葵だ」
万斉「そうなのか?」
高杉「あいつはそう否定しているがな」
俺が見間違える訳がない
それにあの髪の色…特定の日にしかならない色
あいつは何かしらの理由で嘘を付いている
あいつが死ぬ事などない
あの時は敵わなかった
『なんだ?初恋を実らせる為に攫ったのか?』
高杉「そうなのかもしれねぇーな」
久坂「何か言いました?」
高杉「いや?」
どちらにせよあいつにはこっちに来てもらわなきゃ困る
"例の事"についても話があるからな
高杉「江戸川、久坂」
江戸川「ん?」
久坂「はい!」
高杉「江戸川は引き続き真選組を探れ」
江戸川「分かった」
高杉「久坂、お前は葵を探れ」
久坂「え?それってさっきの女ですよね?
本当にあいつが"月光戦姫"なんですか?」
高杉「あぁ」
久坂「分かりました!お任せください!」
この世界を壊す為に動いてきた
だがそれにはお前の力も必要だ
俺の隣にいろ
あの白髪の側ではなく…
高杉「必ず今度こそ俺の手に…」
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