第18話「叫び」 ページ17
A「…ふぅ、危なかった」
よそ見をしたせいでつい手が出てしまった
男の人は…
A「あー…伸びてる…」
加減が出来なかった
どうしよう…
「え!?なに!?」
A「あ、小夜さん!」
小夜「え、ちょっと、これ…」
A「侵入者です!」
小夜「え!?」
A「一応今は気絶してるっぽいので大丈夫だと思うんですけど…あの、沖田さんたち呼んでもらっていいですか?」
小夜「私が!?い、いやよ!だってまだ他にいる可能性があるんでしょ!?
襲われたらどうするの!?小夜まだ死にたくないもん!」
こんな時までこの人は…
でも確かに残党がいるかもしれない
ならここで見張ってもらった方がいい
A「ならばお願いしてもいいですか?
もし何かあったら大声を出して下さい」
小夜「わ、分かった…」
気配はこの人以外はなかったし大丈夫だと思う
私は沖田さんたちを呼びに行った
というか小夜さん部屋にいたのね
戻るの早いわね
それより早く報告しなきゃ
「おい!」
A「あっ、土方さん!」
土方「こっちから大きな音したが何かあったか?」
A「侵入者です!」
土方「なに!?何処だ!?」
A「こちらです!」
良かった!
気付いてこっちまで来てくれた!
時間はそこまで経ってない
小夜さんの声も聞こえないし…
「きゃああああああっ!!」
2人:!!
悲鳴…小夜さん!?
土方「あの女か!?」
A「まさかあいつ起きて…」
土方「チッ」
無事でいてっ!
A「ここです!小夜さん!」
小夜「あ、あぁっ…」
土方「どうした!?」
A「あの男は!?」
小夜「あの、えっと…」((バタン
A「小夜さん!?」
土方「お前はここにいろ!俺は探してくる!」
A「は、はい!」
きっと逃げたのだろう
まさかそんなに早く起きるなんて…
とにかく小夜さんを部屋まで運ばなきゃ!
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