第16話「言わないで」 ページ15
小夜「はーい!みなさーん!おかわりはいっぱいありますからどんどん食べてくださいねー!!」
「いつもありがとうな!」
「今日もうめぇよ!!」
小夜「ふふっ、ありがとうございます!」
A「小夜さん、私先に洗物してきます」
小夜「はーい!後で行きますね!」
A「はい…」
どうせそう言ったって来ないじゃない
だから早めに行くんだから…もう!
ぐちぐち考えても意味がない
早く終わらせよ…
私は1人で黙々と作業に入る
一応、人前だから食器の片付けなのどしてくれる
まだそれだけマシなんだと思う
小夜「ふぅ、これで全部でーす!」
A「ありがとうございます、では…」
小夜「じゃあ小夜は先にお風呂入るね!後はよろしくー!!」
A「……はい」
結局いつも通り
話す前に行かれてしまう
もう諦めた方がいいのかな…
A「はぁ…」
「ため息なんてどうしたんですかい?」
A「えっ…あ、沖田さん」
沖田「もう1人はどうしたんですかい?」
A「小夜さんは今他の作業を…」
沖田「いつもそうみたいだが?」
A「えっ…」
沖田「他の連中は気付いてねぇが、俺は知ってるぜ」
この人私たちのこともしっかり…
いや監視されてたというべきか
A「あの、この事は誰にも言わないで下さい」
沖田「何でですかィ?」
A「私がいつも通りすれば何も変わらなく進むからです
それに私からちゃんと伝えないと…」
沖田「まぁ、アンタがそう望むならそれでいいんじゃない?
けど出るところはこっちも出させてもらいますわ」
A「出るところ?」
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