story…32 ページ32
A「もうこんな時間ですね」
黒子「本当ですね、話してると早いです」
A「朝練もありますし、そろそろ戻りますか」
黒子「そうですね」
苦手と言いながら結構彼と話し込んでしまいました
何故か自然と話せたと言うか…
それに最近は周りに人がいるので話す機会が増えた気がする
黒子「白鳥さんはもっと人と話した方がいいですよ」
A「え?」
黒子「君はきっと話す事が好きな人です
だから相手との距離を置かず、何かしら話を続けてみてはいかがでしょうか?」
A「話す事が好きかどうかは分かりませんが…話す内容もないのに話すのは時間の無駄かと」
黒子「今はそう思ってもきっといつかはこの気持ち分かりますよ」
A「…そうですか、覚えておきます」
そう言って彼と離れた
私が話す事が好き?
そんな筈はない
話しても何もならない…だってつまらないもの
政治の話も周りの人会話も…全て…
A「私もそろそろ戻りましょうか」
"また僕を見つけましたね、_____さん"
A:!!?
誰かに呼ばれた気がして振り返る
そこには誰もいなかった
A「…っ」
私は一体どうしてしまったのでしょうか
こんな事高校入る前はなかったのに…
「白鳥?どうかしたのか?」
A「赤司くん…」
赤司「顔色が少し悪いようだ…体調が悪いのか?」
A「いえ、大丈夫です」
赤司「白鳥、どうして君は僕を避けるんだ?」
A「いえ、避けては…」
赤司「いや避けているだろ
あれか?僕と君の家が関係しているのか?
だから僕を避けているのか?」
あら、分かっていたのね
なら話は早いわ
A「えぇ、そうよ
お父様からよく言われている
赤司家とは関わるなってね、同じ高校だから余計に
でも流石に無視は良くないから話しするけれど
必要以上には話さないでいたの…これで分かった?」
赤司「分からないな」
A「なっ…」
赤司「どうして親に言われたから話してはダメなんだ?
それは君の両親が勝手に決めた事だろう?」
A「お父様とお母様の言葉は絶た((
赤司「そんな事はない」
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