きゅうわ「久しぶりの布団は温かいもの」 ページ9
沖田「俺ァ、一度だけ見た事あるんでさァ」
A「その"空白の魔人"をですか？」
沖田「あぁ、戦ってる姿を…つってもそれが本物かは分からないけどな」
A「え？」
沖田「敵が叫んでたんだ、"空白の魔人"が現れたぞって てな
そんでチラッとだけ見た…戦場を舞うように天人を切り裂いていくあいつの姿を」
A「そんなに綺麗だったの？」
沖田「あぁ、踊ってるように、な？
まぁ、戦場だから血が飛び散るがなw」
A「あはは…」
沖田「アンタも護衛用で持ってるなら使ったりするんだろ？剣の実力はどんなもんだ？」
A「あなた方に比べたらそんなでもないですよ」
沖田「今度力比べしてみねぇか？」
A「遠慮しておきます」((即答
沖田「つまんねぇーの」
A「誰もが強いって訳じゃないですから」
そう私は弱い
弱いから現実から逃げている
私の瞳に映るのはいつも＿＿
沖田「んじゃ俺が稽古つけてやろうか？」
A「それも遠慮しておきます」
沖田「遠慮すんなって」
A「させて下さい」
沖田「明日楽しみにしてらァ」
そう言って彼は部屋を出ていった
え？勝手に決められた！？
本当に自分勝手だな…
A「これからどうなるのやら…」
今考えても無意味かな
仕方がない、寝よう
明日のとこは明日考えよう
大丈夫、きっとここだってすぐ出る事になる
A「久しぶりの布団…温かい…」
気持ち良かったのか、すぐ眠りに入ってしまった＿＿
じゅうわ「脱走も散歩は違うのだ」→←はちわ「大切なものはきちんと持つべき」
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