はちわ「大切なものはきちんと持つべき」 ページ8
土方「ここを使え、ここにあるものなら何でも使ってもいい
あとここにいるならここのルールに従ってもらう
朝は５時に起床、朝の訓練は参加しなくていいが朝食は８時からとなってる
その後は自由に何でもしていいが、邪魔だけはするな」
A「は、はい」
土方「布団は押入れにある、週一洗ってるから大丈夫だと思う…じゃあ俺は行く」
A「ありがとう、ございます…」
バタンっ＿＿
A「はあぁぁぁぁぁ」←
もうため息しか出ない
勝手にいろいろ決められて
一番会いたくない真選組の屯所に居候(？)みたいな事になった
早く誤解を解いてここから出よう
そしてまた旅立とう
目的地のない、無の旅に…
「ちょいといいかィ？」
A「は、はい！」
「入りますぜ」
A「どうぞ…」
入ってきたのは沖田総悟
何用でここに…
A「あっ、それ！」
沖田「ずっと土方の野郎が持ってたからな、お姉さんに返しとけって言われたから持って来やした」
A「ありがとうございます！」
持ってきてくれたのは私の愛刀
良かった、無事で
これだけは大切に持っていたかったから
沖田「大事にしてたのか、その刀」
A「はい…これは大切な人から授かったものですから…」
そしてこの刀は大切な人を＿＿＿＿
沖田「同じ刀…二刀流か？」
A「い、いえ、同じですけど、二刀流は…」
沖田「まぁ、出来る奴は数少ないだろ」
A「あはは…知らないですがそうなんですか？」
沖田「俺も出来るっちゃ出来るがやっぱりあいつみたいには出来ない」
A「あいつ…？お手本にしてる人がいるんですか？」
沖田「あぁ…一度しか見たことねぇがな
尊敬しちゃいけねぇ奴…攘夷志士なんでィ」
A「それは確かに…ですね」
沖田「旅をしてたなら聞いたことはあるんじゃねぇですかィ…"空白の魔人"ってな」
A「空白の魔人…？」
沖田「伝説の攘夷志士の呼び名でさァ」
きゅうわ「久しぶりの布団は温かいもの」→←ななわ「上の人でも信用していい人と悪い人がいる」
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