さんじゅうななわ「昔を知る者」 ページ37
A「じゃああなたに奥さんは…?」
耕作「2年前に亡くなってます…名前も…千棘ではないです…」
やられた
じゃああの千棘さんは…?
今考えるのはやめよう
まずはここから出ることを考えなきゃ
A「さっき紅桜の後継を作ってるって言ってたわよね?」
耕作「えっ…あ、あぁ…けどまだ完全には出来ていない」
A「そうなの?」
耕作「俺はただ剣の形を作る為に呼ばれた
後は道具だけ持ってかれて…ここに閉じ込められた」
A「そう…でもやっぱり疑問だわ」
耕作「え?」
A「なぜ家具屋をしているあなたが剣を造らされたの?」
耕作「…それはっ」
「むかーし、剣を造ってたからだよな?」
A:!!
誰か来た…
声的に男…
「初めましてだな、水瀬A…いや"空白の魔人"と呼ぶべきか?」
耕作「くうはく…えぇ!!?」
私の異名を知っている…という事はやはりそれ絡みか
A「私に何か用?」
「用がなかったらここまで連れて来ないよ」
A「少し彼から話は聞いたわ…紅桜の後継となる剣を作ってるらしいわね」
「あぁ、そうだ」
A「そんなのを作ってどうするき?」
「それはまだ伝えられる事じゃない
俺独断ではな…まぁ、アンタの返事次第では変わるよ」
A「
「おや?知っているので?」
A「噂は流れてくるものだから」
「そうかいそうかい…とりあえず上からの指示はまだなんだ
退屈だろうがまだここに居てくれ」
そう言って奴は部屋から出た
耕作「あ、あの…」
A:??
耕作「あなたが…空白の魔人…って…本当、ですか…?」
A「えぇ…そうよ」
耕作「…っ」
まぁ、そんな反応になってもおかしくないわよね
さんじゅうはちわ「脱走するなら足でも構わない」→←さんじゅうろくわ「昔絡みはろくな事で絡まれる」
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