【ハイキュー】人狼ゲーム Demise 2nd

５日目…７ ページ7

若利くんが既に死んでる？


何言ってるの？


若利さんが死ぬ訳ないじゃない






及川「彼とは一番最初のゲームで一緒だったんだ」


A「若利くんが、このゲームに…？」


及川「うん、参加してた…彼の役職は占い師だった

当然その時に他の自称占い師が出てきたよ

残り７人の時に最初から人狼が処 刑されて残り１人だったんだ

たまたま護衛が成功して用心棒が名乗り出てきた

するともう１人も出てきたんだ

人狼陣営は人狼２人の狂人１人

人狼は既に１人死んでいて、狂人、または残りの人狼が占い師に出ていた

まぁ、占い師に狂人だろうね、普通に考えて

だからみんなで思ったんだよ

用心棒を殺せば絶対勝てるって

けど最初をミスってしまった

本物の用心棒を殺してしまったんだ

当然そのままゲームは続いた

夜誰かが襲撃を受け…自称用心棒のもう１人を殺した

けど、それでもゲームは終わらなかった」


日向「え！？何で！？」


灰羽「これで人狼は全員死んだんでしょ？」


及川「死んでないから続いたんだ」


A「まさかっ…」


赤葦「…占い師に人狼が出ていた」


及川「そういこと

当然、占い師が占い師を占うなんてあまりしないでしょ？

だからこそ人狼は出てこなかった

案の定、その日はどちらかの占い師を選ぶってなったよ」


A「そんなっ…そんなのって…」


及川「…そこで牛若は投票で選ばれてしまった」


A「あぁっ…ああぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっ！！！」






私は膝から崩れ落ちた


涙が止まらなかった


私の大切な人


私の人生を、歩む先を決めてくれた恩人


愛しい人が…もう…この世に…いないっ…！！






A「わか、としくっ…やだっ、やだよっ…あなたがっ、いないなん、て…やだっ、やだやだっ…あぁっ！！いやあぁぁぁぁぁぁっ！！！」


日向「五月女さん！！」


及川「ごめんっ…でも伝えなきゃいけなかったんだ…っ」


影山「…っ」


木兎「とりあえず！落ち着かせようぜ！」


孤爪「あの話し聞いて彼女が落ち着くとは思わないけど…」


赤葦「でもこのままじゃさすがに…」


A：ピタッ


及川「え…」


A：フラッ


及川「Aちゃん！！」


孤爪「大丈夫！？」


及川「…あぁ、気絶しただけ」


日向「…時間も時間だしそろそろ戻った方が」


及川「それもそうだね、今日は解散しよう

俺はこのまま彼女を抱き抱え戻るよ」

６日目…１→←５日目…６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す