この世界に来て【ログ・ホライズン】

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貴「うっひょー！！気持ちいいー！！」






イースタルから離れて、アキバを空から目指している。風が気持ちいよくて、なんかずっと空にいたいぐらい笑






貴「けど、流石にこの服はまずいな…」






あたしは慣れた手つきでステータス画面を出し、手持ちで装備がないか確認する。いつもの装備は銀行に置いてあるので、全然戦闘向けじゃない装備ばかりだ。






貴「うーん…この格好…恥ずかしいけどこれしかないからな…」






まともな装備はなんかのイベントでもらったワンピースと、街で買ったどこにでも売ってる靴。これしかないと思い、装備ボタンを押した。






シャン…






貴「よっし！こっちの方が動きやすい…グリフォン、もっと飛ばして！！」






ビュンンンンン……






貴「うわっ！……相変わらずのスピード…」






さっきより羽を羽ばたかせ、ものすごいスピードで飛んでいくMayグリフォン。気性が荒いのはあたしそっくりだな！






貴「……………おっ！アキバ！」






目を細めたらやっと見えるくらいにアキバの街が……まだ距離はあるし…






貴「暇ー……そうだ！タカさんに念話しよー」



フォン…



貴「もしもしー？タカさんー？」


高山『Aさん、ミロードから聞きました…体調はどうですか？」


貴「うん。もう治ったみたい笑正直情けないよ…こうもお酒が弱かったなんて…」






てか、お酒初めて飲んだなー…あんまり覚えてないけど…






高山『今はどこにいるんですか？』


貴「んーとねー…空！かな…」


高山『？グリフォンですか？』


貴「タカさん正解！今アキバの街に向かってるんだけど、暇すぎてタカさんに電話かけちゃった。」


高山『そうだったんですか…』






心なしか、タカさん今笑ったように聞こえた。ほんの少しだけど






高山『そう言えば、アキバではもうそろそろ秋になりますね。』


貴「秋かー……お月見したいな…』


高山『一息入れたいですね……』






そうこうしているとアキバが見えてきた。確かに木々が生い茂ってるような…ちょっと秋っぽい感じがする。






貴「タカさん、もう着くから、切るね」


高山『分かりました。』


貴「きゅうに念話したけど話に付き合ってくれてありがとう」


高山『いえ。私もちょうど暇をしていましたので。じゃあ」



フォン…



貴「あ、切っちゃった…」

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