4-A 特別クラス ページ6
・ 上杉 side
「おい、和乃!
ったく、てめーは!!」
「大丈夫だってー手、捻っただけだしー」
いつまでも能天気な和乃に、頭が痛くなる。
特別クラス。
今、教室には、
若武、黒木、小塚、美門、立花、
そして、何故か和乃。
俺も含めて7人が集まっていた。
「上杉、いい加減過保護 やめたら?」
「うん。無事で良かったよ。」
「和乃ちゃん、無茶はしないでよ。」
分かってるー。
ツンと顔を背け、口を尖らせる和乃。
黒木が宥めにかかっているのを横目に、
俺は話を切り出した。
「今回の集合は、羚亜のことで、だ。」
ピクリと、全員の頬が引きつった。
深く息をつき、近くの机に手を置く。
「羚亜が引っ越す。」
一気に、言った。
立花と和乃が顔を見合わせ、
若武が持っていた秀明バッグを落とす。
小塚は大きく目を見開き、
黒木は髪をかきあげ、
美門がちょっと目を伏せ、そして口を開く。
「どうして?」
流石、クールビューティーと呼ばれるだけある。
黒木や美門辺りが聞いてくるだろうとは
思っていたが。
「ドラマにスカウトされたらしい。」
「………。」
沈黙が流れる。
誰も、何も言わない。
ただ、俺と天井を行き来する目だけが動く。
もう、言ってしまおう。
「俺は、応援しようと思ってる。
以上だ。」
「遅れてごめん。」
忙しく扉が開き、
その奥に佇んでいたのは。
「羚亜。」
・
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エイミー(プロフ) - aikoさん» aikoさん!コメントありがとうございます!! 良かったです(*^^*)笑 (2017年8月22日 9時) (レス) id: 18c0d67c28 (このIDを非表示/違反報告)
aiko - とっても泣きました。 (2017年8月18日 0時) (レス) id: 27fa10d97e (このIDを非表示/違反報告)
エイミー(プロフ) - kokoa様☆ありがとうございます!頑張りますー♪ (2016年3月12日 21時) (レス) id: c472ba4c17 (このIDを非表示/違反報告)
kokoa - すごく面白いです!続き楽しみにしています!(^^)!更新頑張ってください<(_ _)> (2016年3月12日 18時) (レス) id: 74a47641c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エイミー x他1人 | 作成日時:2016年3月6日 16時