とっくん ページ10
※NO side
ナ「ｾﾞｪ‥ｾﾞｪ‥A先生本当にどこにいるんだってばよ‥‥」
サ「ハァ‥もう帰ったなんて可能性無いわよね？」
サス「流石にカカシの知り合いだとしてもそんな逃げるに等しいことをするとは思えないな‥。」
3人は肩で息をしつつ、周りを警戒して見渡す。
もう既に4時間が経過しているが、一向に見当たらない。
日はもう沈みかけている。
なのに至る所に罠が仕掛けてあり、まともに探すのも困難な状況だ。
サ「しかも罠の数も次第に増えてくばかりだし‥」
サス「‥‥‥手を抜いている。」
サスケがぽつりと溢した一言に2人は反応して振り返る。
ナ「なっ‥！！どういうことだってばよサスケ！！」
サス「簡単な話だ。気配をそこら中から感じる。つまり分身してあちらこちらからわざと気配を出しているんだ。」
サ「！！確かに‥言われてみれば‥」
ナルトは首を傾げる。
ナ「なんでそんなことするんだ？先生が不利になるだけじゃねぇか！」
サ「あのねぇナルト、つまりそれは私たちに対してそんぐらいのハンデを設けてやっとこの勝負が成立するってことを表してるのよ！‥‥どうやらかなり簡単なレベルまで下げてくれているみたいね。」
サス「‥舐められたもんだ。」
ナ「んーなんだかよく分かんねぇけど、要するに気配のする方に先生がいるってことだな！じゃあ早速行くってばよ！！」
サ「ちょ‥ナルト！！罠があるかも‥ってもういないじゃない！あいつ〜！！」
拳を握り締め、心の中でしゃんなろー！と叫ぶサクラを一瞥すると、サスケは忍具を取り出した。
サス「今からナルトを追うのは時間の無駄だ。この気配の数から誘導は難しい。俺らも散るぞ」
サ「え、ちょ、サスケ君？！」
颯爽と木々の中に飛び込み、姿を消すサスケに惚れ惚れしつつも、サクラは途方に暮れて空を見上げた。
夕日が空に滲んで橙色の光が森を照らす。
あと30分程で終わる‥。
‥と、その時だった。
サ「？！？！」
サクラは急な眩暈と吐き気に襲われてふらり、と倒れ込んだ。
そして遠のく意識の中見えたのは、
あの先生の真っ黒なブーツのヒールだった。
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明里香(プロフ) - らーめんの話、許さざるおえないじゃなくて、許さざるを得ないです。 (1月2日 18時) (携帯から) (
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明里香(プロフ) - 能力の話、せざるおえないじゃなくて、せざるを得ないです。 (1月2日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨雲 | 作者ホームページ：hagabekhof・anko 112we
作成日時：2022年3月29日 23時
