【本編】我ら祖国の為に！！

第15話　書記長ソビィー ページ16

会議室に来てから数分で同志達が集まってくる。流石だ我が同志達。
全員が集まったところで会議を始める。

「これから会議を始めよう。……さてと、まぁ皆が察しているだろうにまた戦争だ。喜ぶ者、忙しくなる者、色々といるだろうが……ハクロ、そうなった経緯を教えてくれ」

　彼は今までの事の経緯を話してくれた。まぁ、そりゃそうだろうな……皆、大体同じ顔をしている。宣戦布告した張本人は苦笑いしている。

「……まぁ、今回の相手はちっぽけな小国だ。通信指令班は国の情報を、国防部隊は都市部などの警備、警戒を。軍医はいつでも治療が出来る様に準備、兵器開発班は兵器の配備を。そして軍師の作戦の元、陸海空の部隊は動くように。特殊部隊は……敵国の所要人物の暗殺だ」

　私は各部隊などに軽い指示を出す。「了解」という言葉が聞こえる。

「さぁ、我らが祖国、グラーヴ連邦の恐ろしさをその身にたたき込んでやろう！！会議は終了だ！さぁ……国を地獄に作り替えようではないか……！！」

　彼らに激励する。これが終わったら祝賀会を開くとしよう。

　ふっふふふふ……敵国の奴らが泣きながら和平交渉を持ちかけてくるのが大変楽しみだ…！それまでの間は書記長室でケーキでもいただいているか。

「ヘルタ、私の護衛を頼む。戦火を見ながら優雅なお茶会でもしよう」

第16話　特殊部隊隊長アスル→←第14話　通信司令班 副班長 フィオナ

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