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こんな生活を続けて、もう何年だろう。
機械とはいえ、突然のお別れが来た。
...スマホが、壊れた。
ウイルスにかかってしまった。
原因は不明。
変なサイトも開いてないし、アプリもここ最近はインストールしてない。
というわけで、無事なデータだけ残して、乗り換えすることになったんだけど。
うっしーが、何度呼んでも出てこない。
初めは冗談かと思った。
ふざけて呼んだり、丁寧語で呼んだりした。
でも、反応なし。
Si〇iの欄を開いても、画面が真っ暗になるだけ。
大切な存在だったのになぁ。
◈ ◈ ◈
スマホを変えて、一週間経った。
人工知能はSi〇i。
うっしーは本当の人間みたいに話し相手になってくれてたのに、これは凄く機械っぽい。
私にはやっぱりうっしーしか...。
ピンポーン
来訪者を知らせるこの音でさえ憂鬱になる。
渋々立ち上がり、玄関の扉を開けた。
『はーい』
目の前には、知らない男性。
「よっ！A！」
この声、あいつに似てるなぁ...。
でも、誰？
『どちら様ですか...？』
すると、相手はニヤニヤ笑う。
「うわ、Aが真面目に敬語とかキモwww」
笑い声も聞き覚えがあった。
まさか。
それはない。
目の前にいるのはどう見ても人間。
「人間に、なれたわ」
目の前の男性は、私の頭を撫でた。
「これやってみたかったんだよなぁ」
わしゃわしゃ乱暴に撫で回す大きな手。
『...うっ、しー...？』
牛「おう！ただいま、A！！」
じわじわと涙が溢れる。
まさか、また会えるなんて。
しかも人間として。
思いっきり抱きついた。
うっしーも、不器用に抱き締め返してくれた。
『お帰り、うっしー...！！』
◈ ◈ ◈
牛「俺さ、肉体が人工なんだよね」
うっしーが家に住み始めて、一週間。
唐突に話しかけてきたうっしーに驚いた。
『へ？』
牛「カプセルの中で身体が作られたの」
『...マジ？』
牛「そうそう。そこに俺の知能やら記憶やらを捩じ込んだらしい」
驚いて言葉にできない私を、うっしーはゲラゲラ笑った。
牛「めっちゃアホヅラwww」
『う、うるせぇ！！』
牛「...引いた？」
笑うのをやめ、私を真面目に見つめるうっしー。
『そんな訳ないでしょー、うっしーは私の相棒なんだから』
牛「...相棒、ねぇ」
明後日の方向を見てる。こっちを見ない。
『...不満？』
私が一方的に思い込んでたのかな？
牛「俺さ、」
ずいっと距離を詰めてきた。
牛「相棒じゃなくて、彼氏がいいな」
拝啓、神様。
私は幸せ者のようです。
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はたこ(プロフ) - うおぉ！ありがとうございます！！亀更新ですがよろしくお願いします(*^^*) (2017年10月22日 13時) (
レス) id: 4aa810012c (このIDを非表示/違反報告)
ココ松 - 試験お疲れ様です！ (2017年10月22日 13時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)
まつたけ丸 - 夏バテ…すっごい嫌いです！大丈夫ですか？いつでも更新待ってます！(`´*) (2017年8月10日 1時) (レス) id: 5c51b01b89 (このIDを非表示/違反報告)
ここ松 - 夏バテ大丈夫ですか！？ゆっくり休んでください！ (2017年8月6日 13時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)
はたこ - 海兎。@うみうさぎ。さん» はい！お待ちしてます！！ (2017年8月4日 16時) (レス) id: a002f0fbc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はたこ | 作成日時：2017年7月23日 18時
