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独りじゃないよ★九尾★towaco(夢主死ネタ(?)注意) ページ28

学校の帰り。
私は見てしまった。
近所の神社の鳥居の傍に、化け物がいたのを...。

誰に話しても信じてくれない。
狐だっんだよ。
しかも、めっちゃ尻尾生えてたの。
何本だろう...?
とにかく、あれはこの世に存在するものじゃないことは分かった。

◈ ◈ ◈

私がおかしいのかな?と確かめに来た。
到着したのはあの神社。
何も...いない。
やっぱ幻覚だったのかな?
そう思って、踵を返した。
その時。

??「おや、お嬢さん、こんな所で何をしとるんです?」

『...え?』

声をかけられた。
お嬢さんって、私のことだよね。

恐る恐る振り返ると。

眼鏡をかけた人間の姿...。
ではなく、耳と沢山の尻尾。

『...っ!?』

咄嗟に逃げようと走り出した。
しかし、ガシッと腕を掴まれる。

『ひっ...』

食べられちゃう?
連れてかれちゃう?

??(towaco)「待ってください。悪いようにはいたしまへんから。俺はtowacoと申します。貴女は?」
『...私は、神崎Aって言います』
to「Aさん...。俺のことは気軽に呼んだってください」
妙にフレンドリーだなこの狐さん。
『...じゃあ、とわぽんで』
何か気に入ったから、これにすることにした。
to「Aって呼ばせていただきますね。見たら分かるかもしれへんけど、俺は人間ちゃいます。九尾っちゅう妖怪です」

九尾。
尾が九本生えた、伝説上の、空想上の生き物。
...。
本当かな?
本当はコスプレとか?
いや、でも...尻尾は偽物にしては出来すぎてるし、頭から生えている耳も...。
『それ、触っていいですか?』
これで本物か分かるだろうから。
to「耳ですか?はい、どうぞ」
私に届くように、腰を軽く曲げたとわぽん。
そっと手を伸ばし、触れてみた。
ふわふわしてて、柔らかい。
そして、多分これは本物。温かいし、少し動いてる。
『もふもふしてる...(*´ω`*)』
to「そりゃ九尾ですからねぇ」

私はこれで決めた。
信じる。

◈ ◈ ◈

とわぽんは、この神社の二つ前の代の神主さん...つまり、今の神主さんのおじいさんに当たる人。その人はとわぽんが見えていたらしく、よく話していたらしい。
しかし、とわぽんは九尾、神主さんは人間。
先にいなくなったのは、神主さんの方だった。
残されたとわぽんは、代を継ぐ神主さんにはなしかけたらしい。
けど...神主さんは何も反応しなかった。とわぽんが見えてなかったんだ。
そして、その次の代もとわぽんを見ることは出来ず。
私が見るまで、数十年間独りでいたんだって。

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はたこ(プロフ) - うおぉ!ありがとうございます!!亀更新ですがよろしくお願いします(*^^*) (2017年10月22日 13時) (レス) id: 4aa810012c (このIDを非表示/違反報告)
ココ松 - 試験お疲れ様です! (2017年10月22日 13時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)
まつたけ丸 - 夏バテ…すっごい嫌いです!大丈夫ですか?いつでも更新待ってます!(`´*) (2017年8月10日 1時) (レス) id: 5c51b01b89 (このIDを非表示/違反報告)
ここ松 - 夏バテ大丈夫ですか!?ゆっくり休んでください! (2017年8月6日 13時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)
はたこ - 海兎。@うみうさぎ。さん» はい!お待ちしてます!! (2017年8月4日 16時) (レス) id: a002f0fbc5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はたこ | 作成日時:2017年7月23日 18時

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