【あんスタ】アイドルにスカウトされました

最下位は悪いこと？ ページ17

『ええと、彼は？』


「ウッキーだよ！俺とホッケーと同じユニットなんだ！」


『……ウッキーくん？』


「遊木真くんって言うの。だからウッキー。」


とあんずちゃんが捕捉してくれる。

明星くんのネーミングセンスは独特だから、あんずちゃんが捕捉してくれるととても助かる。

そんな話をしていたら、遊木くんがこちらにやってきた。


「Aちゃん、今日からよろしく！」


『遊木くん、よろしくね。』


「ところでなんだけど、Aちゃんは勉強得意？」


遊木くんは至って真面目な顔をして尋ねてきた。


『うん。得意……というか勉強は好きかな？』


「天祥院先輩からAちゃんは普通科でいっつも成績上位だったって聞いたよ！」


「ええっ！？あんずちゃん、それ本当！？
じゃあ、僕はまた最下位のままか……」


遊木くんがあまりにも落ち込んでいるものだから、なんだか可哀想になってくる。


『遊木くん、最下位って言うほど悪いものではないんじゃないかな？
私たち今は学生だから勉強が1番！って感じだけど、大人になって社会に出たら勉強が全てではないと思うの。
それに、私たちは将来アイドルを目指しているわけだから勉強以外のことも大切だと思うし。ね？』


「……Aちゃん……！
うん、そうかも！……でも、学生だからそこそこの成績がないと卒業できないし……」


「ウッキー、その時は俺たちも協力するから！一緒に頑張ろうよ！」


「明星くん……！ありがとう！」





「ありがとう、Aちゃん。」

彼らを見守っていたあんずちゃんがこっそりとお礼を言ってくれた。


『ううん。私もこれからアイドル科で頑張れそう！』


「私が全力でサポートするから、よろしくね！」


これからのアイドル科生活、楽しくなりそうです！

作者より→←アイドル科は変人だらけ？2

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