【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百四十六訓 ページ3

恋文は見るに絶えなかったので机の鍵付き引き出しに閉まっておきました。



え？返事？無理無理そんな勇気ない。



ていうか久しぶりに会ったらこんな熱烈な恋文渡されてそのまま会うとか絶対無理な話じゃん。





(……あれ？ていうか恋文の返事って何？つまりそれは告白の返事にもなり得る物だよね？)





つまり「好きです」に「はい、付き合いましょう」と「いいえ、ごめんなさい」の二択？


あれれ？でも他の選択肢も確かあったよな？？そうなってくるとどうなるんだ？私はなんて返すべき？





(ていうか私達一回会ってるじゃん？つまりはまずその話について切り出してから返事をするべきだよね？なら二通返事すんの？分けた方がいい？いや実際に会っては恥ずかしすぎるんだけど？)






『き、切り出しは拝啓？いやでも普通に話せるし、でもあっちは敬語だし、』




「あり、手紙ですかィ？」




『ぎゃぁぁぁヴェロキラプトル！！！！！！』




「え？ジュラシッ〇パーク？」






ぐるぐると思考回路を巡らせていると急に後ろから声をかけられたので意味もなく叫んでしまった。ごめんラプトル。


因みに話しかけてきたのは総悟である。






『総悟……君さあ、急に話しかけてくんの辞めてくんない？ノックしてノック』



沖田「襖なのに？」



『襖だけど』






マジ気配消して後ろに立たれんの辞めて欲しい怖いから。心臓縮み上がるわ。






沖田「へーへー次から気を付けま……あ、違う違う。それどころじゃねーんですよ」



『？』



沖田「今道場で新隊士の採用試験やってるじゃないですか」



『あ、そういやァやってたねえ』






どうやら総悟が話に来たのは真選組新隊士採用試験についての事らしい。


ちなみに試験内容はほとんどが剣術。現隊士と手合わせをし、手応えや剣技のレベルで合否を定める。まあ結構な人数が合格してるかな。






………因みに私と総悟は候補者ボッコボコにしたから今回の試験は手合わせ厳禁になったよーん。


しょうがないじゃん総悟が突っ込んで行ったんだからノるしかないでしょあんなのさあ。






『……でも、手合わせ厳禁になってる私達には関係ないんじゃないかい？』



沖田「いやいやー、それが今回は結構な実力持った奴が居ましてね？興味ありやせん？」






結構な、実力者……？
総悟が言う程だし結構凄いのだろうな…なら、






『…………確かに見てみたいかも』









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