【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百四十五訓 ページ2

恐らくこの三番隊隊長という人、一度会っている。名前さえ分かれば…






『…トシ』



土方「んあ？なんだよ」



『この三番隊隊長って人、名前は？』






どうにも思い出せなくて……帰ろうとしていたトシを引き留めてこの人の名前を聞いてみる。


名前さえ分かれば思い出せるからね！私天才だからさ！






土方「名前…？斉藤終、だが？」



『…………………………へっ、』






斉藤終？？？



確か……それってあのオレンジアフロの…………また会えるって確信してた……あの、






『フワフワ君！？！？』



土方「…………は？」



『ぁ、いや、』






第９章２７ページ！！！
サボり場に行ったら人見知りで筆談で話し！！好きな女の子のタイプが一緒で仲良くなり！！



友達になったオレンジアフロ！！！！



え、待って、あの人が斉藤終？三番隊隊長？だからまた会えるって確信してたわけ？そういう事？





(でも懐かしいな。どんな事書いてあるんだろうか。人見知りな人だしなあ)






しみじみと思いを馳せながらも、懐かしい気持ちで一人でに笑ってまた紙を開く。



中に書かれていた文を目で追って見ていくと……






『………………。』



土方「……？」






まず、読み終わってから紙を閉じ。






『…………うわぁぁぁぁぁ！！！！！！』




土方「何でだよ！！！！！」






うずくまって声を上げた。
トシに突っ込まれるが此方はそれに構っている暇は無いのだ。




だって……だって！！！！！








(久しぶりに来た手紙が……



＿＿＿＿＿熱烈な恋文とか誰が予想するか！！)








そう、私の元に来た……いや、斉藤君が私に寄越した手紙は…





「恋文」だったのである。









.









.









以下、一部抜粋







暁A様へ。お久しぶりです。



数ヶ月前の事なので覚えていらっしゃらないかもしれませんが、河川敷で会った斉藤終です。


あの時貴方にかけてもらった言葉に私はとても励まされました、感謝してもしきれませんƵ


あの一件以来貴方の事が忘れられなくなってしまい、我慢できず筆を取ってしまった次第なんですƵ


貴方の靡く髪が、美しい目が、微笑みが、どうにも私の頭から離れなくて夜も眠れませんƵ




正直ムラムラƵƵƵƵƵ………






.









ー

第六百四十六訓→←アフロ編＿＿＿＿＿

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す