わかってねぇのな。 ページ14
そう、あれは夢だ。夢だからノーカン！！夢の中で他人と仲良くなったって現実では他人のまんまだし！？
そう無理やり自分の中で完結させ、二輪のバラを置いてあった花瓶にさしておいた。
その後、私が夢を見ることは滅多になくなった。
と言っても、完全に見ないというわけではなかったのだが。
「……A」
『はい！』
何故かメタナイツのみんなのようにハッキリと返事してしまう。
いやぁ、私も甲板員の仲間入りかな？
「昨日は楽しかったか？………すぐ眠りに入っていたようだからな」
『はい、とても！大王にも会えて、しかも私の為にパーティーも開いてくれるらしいんです！』
「………何？」
あっ、かなりまずい。
『あ、えっと、ごめんなさい、勝手に約束してしまって………』
「いや、そう言う意味では、
…………いい。楽しんでこい」
ンン〜〜？？
『え、メタナイトさんはきてくださらないんですか………？』
「で、仕方なくパーティーに来たと。
つくづくお前も甘ぇなぁ。」
「………ふん。それにしても桃ばかりだな。」
桃のゼリー、桃のプリン、コンポート、シャーベット。
むせ返るような桃の嵐。もちろん会場の中には桃の匂いが漂っている。
『うめぇや』
当の主役はもちろんご満悦。桃のタルトをつまんでいる。
「あ、A！楽しんでる？」
桃のゼリーを頬張りながら話しかけるカービィ。
まぁまぁこちらも満足げなことで………。
『めっちゃうまいよこのタルト』
「ほんとだ、すっごい美味しい！」
食べ物の食べさせあいをする二人。
幸せそうな顔をする二人をデデデ大王はつられるようにニッと笑った。
『大王、大王！！めっちゃこれうまい！！桃のスムージー！！
これ家で作れるものなの？』
「ははは、そりゃあ良かった。
ああ、まあミキサーがあればの話だな。」
『えっ！ちょっと待って教えて！』
それはあっちの料理人に聞いてくれや、と後ろを指し示した。
Aは感動に打ち震えたまま、その人物に突撃していった。カービィ付きで。
「ま、お前も鈍いってこったな。」
「…………どういう意味だ？」
こちらの意図を探るようにこちらを見るメタナイト。
………あーあ、ほんッとーに気づいてねーんだな。
「お前さァ、あり得ないと思ったことはとことん否定するよな。」
「は？」
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アリス - カービィのポジションがこれまた良い…。いい作品ですね! (2022年5月29日 21時) (
レス) @page49 id: d52c4cdcef (このIDを非表示/違反報告)
( ＾∀＾) - カービィの小説で一番面白くて大好きです! (2018年12月22日 17時) (レス) id: fd91df0bf4 (このIDを非表示/違反報告)
コカゲ(暗黒物質) - うわぁ、いい話やったなぁ〜・・・また最初から見るね！ (2017年11月11日 12時) (レス) id: 6840f1b848 (このIDを非表示/違反報告)
雪咲 鈴(プロフ) - ちょｗｗｗｗｗｗｗ最後のなんなのwwww (2017年10月19日 17時) (レス) id: f1f89f7d9f (このIDを非表示/違反報告)
Taruru(プロフ) - ダゼちゃさん» コメントありがとうございます！ギャラさんの夢小説が少なすぎるので作って見た所存なのですが、喜んでいただきとても嬉しいです！次回作どうぞよろしくお願い致します。 (2017年8月9日 12時) (レス) id: 4525ec543d (このIDを非表示/違反報告)
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