【９】いざこざ ページ10
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窓に雨が打ちつける音が自室に響いた。
我々国の軍に所属することとなってから、暫く経った。兵隊の育成を主に行い、たまにトントンさんの手伝いをするなど、なかなかに充実した日々を送っていた。
しかし、今日は隣国との対談の日だ。天気からして、気分は良くないし、嫌な予感もする。何も起こらないといいけれど。
os「Aちゃん、行くよ。」
「うん。今行く！」
同行するのは、外交官のオスマンさんはもちろん、総統のグルッペンさんも参列するようだ。どうやら、食事会のようで向こうの総統も顔を出すようだ。
「食事会か…。見た目で害のあるものか分かる場合もあるけど、なるべく出された料理や飲み物には手をつけないようにしてね。どうしても手をつけなければならないような状況なら、僕が毒味する。」
gr「そうだナ。警戒は常に怠らないようにしよう。」
os「毒味っていうのはあれやけど、Aちゃん護衛やもんな〜。」
だが、そういうものにもたくさんの判断材料がある。匂い、グラスの曇りなどが一番わかりやすいだろう。あと僕の場合は色でもわかることがある。だが、巧妙に隠されていて気付けない場合もあるから、口に入れて見なければわからないような状態になることが一番怖い。
馬車に揺られながら、到着した時のことを考えながら剣の手入れをしていると、オスマンさんが話しかけてきた。
os「ほんと、その剣不思議だよね。」
「まあ、この剣の色は持ち主の色に反映されるって言うからね。」
os「じゃあAちゃんの色は綺麗めう〜。」
そう言われると少し恥ずかしくなってしまって、視線を逸らすと2人にケラケラと笑われた。これから他国の敷地を跨ぐどいうのに、気が緩みすぎでは無いかと少し心配になるが、そういうところがここに定着できた理由でもあるからあまり指摘できない。
os「そう言えば、今まで聞き忘れてたんだけど、色が見えるって、例えばどんなものが見えるの？感情？それとも気配みたいな感じなのかな？」
「まあ、どちらもかな。感情なんてのはわかりやすくて、怒ったとき、悲しいときなんてのはすぐ分かるね。特に感情が昂っているときには良く見えるし、感じられる。」
gr「なるほど。人の感情を読み取れるのか…。やはり、実際に体験してみたいな。」
まあ、僕的には人のプライバシーに関することにもなってくるから、あまり勝手に覗くことはしたくは無いんだけれどね。
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見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - しめじさん» こちらこそ素敵な作品を読ませて頂いてありがとうございます！占ツクのコメ自体初めてなので優しく対応して頂けて嬉しいです…！これからも応援させていただいております…！コメント失礼しました…！ (10月16日 17時) (
レス) id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - 見る専のぴゃあ(?)さん» 初コメントありがとうございます！確かにそこはknさんの発言でした…。混乱を招いてしまって申し訳ないです。訂正させていただきますね。 (10月16日 17時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - コメ失礼します…！15話の最後から二番目の「」はknさんの発言だったりしますか…？htさんは登場されていない気がして…初コメがこれでごめんなさい、まだ15話までしか見れていませんが、とても素敵な作品で既に惹かれてしまったので、続きを読むのが楽しみです、！ (10月16日 0時) (レス) @page16 id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - わ....!コメント返信してくださってる....!?ありがとうございますッッッ!!!!!更新されるたびに、わくわくしながら見させていただいております！！ (8月30日 20時) (レス) @page31 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - かれーるぅ。さん» 初コメントありがとうございます！そして、こんな作品を読んでいただき、ありがとうございます！とても嬉しいですし、これからの励みになります。これからも更新頑張るので、今後もよろしくお願い致します！ (8月29日 23時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年8月18日 16時
