【４８】・ ページ49
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人が襲われているところを見て、すぐに"殺さない"と言う判断ができるのは新人ではなかなかできることではないだろう。
ut「まあ、無事でよかったわ…って、Aちゃんも腕怪我しとるやん！！」
「…え？あ、そうだった。」
相手の方が重症すぎて自分が怪我をしていることを完全に忘れていた。僕は服を捲り、改めて傷口を見た。でもそれはやはり浅く、もう出血も止まっていた。
「まあ、包帯でも巻いておけばすぐ治るでしょ、こんなの。」
その後、僕は医務室で簡易的な処置を受けてから、すぐに倉庫へ戻った。先程の仲間がいる可能性もあるので、今度は鬱先生と途中で会ったひとらんくんと一緒に行くことになった。
ht「倉庫にはなにか手掛かりになりそうなものはあったんですか？」
「それがさぁ……」
僕はポケットから、先程見つけた宝石を取り出した。それをみたひとらんらんくんは目耳開き、「あったんですか…？」と疑心暗鬼に聞いてきた。僕がそれを肯定すると、ひとらんらんくんは不味そうな顔をした。
「まあ、行けばわかるよ。」
僕らは倉庫へと急いだ。
倉庫へ着くと、僕は焦って棚にしまった箱をもう一度取り出して、2人に見せた。
ut「これが噂の宝石ってやつ？ただの石っころに見えるわ。」
ht「でも、Aさんが持つと、虹色に変わると…」
「そして、"持ち主に力を与える"。」
石を持った時に、特に体に異変はなかった。そりゃそうだ。こうなもので力が手に入ったら、苦労なんてしない。やはり、デマカセの情報であったか、と僕がため息をつくと、鬱先生がこう発言した。
ut「…勘違いやったら悪いんやけどさ、なんかAちゃんの剣光ってへん？」
鬱先生の発言に、僕とひとらんらんくんの視線は僕の腰に刺さっている剣へと移った。確かに、鞘越しにもわかるくらいそれは光を増していて、僕は目を見開いた。試しに剣を抜いてみると、薄暗かった辺りは剣によって照らされた。
ht「どういうこと、でしょうか？」
「わかんない…。変化が起きたのは確かだけど……」
しかし、視認して分からないなら、考えても無駄だと思い、僕達は考えることを放棄した。僕は再び剣を鞘にしまい、資料を読み漁ることにした。
初代の名前や人物像が載っている資料、その頃の世界の勢力を表す図など沢山の資料があったが、３人がかりで探しても宝石についての資料は一切なかった。
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見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - しめじさん» こちらこそ素敵な作品を読ませて頂いてありがとうございます！占ツクのコメ自体初めてなので優しく対応して頂けて嬉しいです…！これからも応援させていただいております…！コメント失礼しました…！ (10月16日 17時) (
レス) id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - 見る専のぴゃあ(?)さん» 初コメントありがとうございます！確かにそこはknさんの発言でした…。混乱を招いてしまって申し訳ないです。訂正させていただきますね。 (10月16日 17時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - コメ失礼します…！15話の最後から二番目の「」はknさんの発言だったりしますか…？htさんは登場されていない気がして…初コメがこれでごめんなさい、まだ15話までしか見れていませんが、とても素敵な作品で既に惹かれてしまったので、続きを読むのが楽しみです、！ (10月16日 0時) (レス) @page16 id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - わ....!コメント返信してくださってる....!?ありがとうございますッッッ!!!!!更新されるたびに、わくわくしながら見させていただいております！！ (8月30日 20時) (レス) @page31 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - かれーるぅ。さん» 初コメントありがとうございます！そして、こんな作品を読んでいただき、ありがとうございます！とても嬉しいですし、これからの励みになります。これからも更新頑張るので、今後もよろしくお願い致します！ (8月29日 23時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年8月18日 16時
