【３８】初代 ページ39
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次の日の朝、食事を済ませた僕は遠距離部隊の訓練場へと足を運ぼうとしていた。
kn「なんやAさん、今日はうちのとこ来おへんのか。」
「ちょっと、遠距離部隊に新人が入ったから、様子見に行こうと思って。」
kn「ほーん。Aさんが直接見に行くってことは、その新人、さぞ面白いんやろうな。」
途中の道で、コネシマくんと別れ、それぞれの訓練場へと向かった。中に入ると、指導者の元、もう既に訓練が始まっていた。ここは、近距離部隊よりも体は動かさないし、神経を研ぎ澄まして狙いを定めることに特化しているから、彼にもあっているだろう。
指導者「A様！今日は見にいらしたのですね。」
「うん。ちょっと新人の子が気になってさ。」
指導者「あぁ、あの者ですか。A様がお連れになられたと伺ったのですが、あの者の"才能"は凄まじいですね。とてもだが、今日から始めたのだとは思えない。」
指導者も認める才能…か。やはり、才能というのは、遺伝する者なのだな。一番遠い的にも、すんなりと当てているし、この軍で一番になるのも遠い話では無いだろう。
僕は安堵し、その訓練を暫く眺めていた。
ーーーーー
午前、午後の訓練終了後、すぐに鬱先生に声をかけにいった。
「どうだった？軍って思ってるより楽しくない？」
ut「あぁ、なんか楽しええわ。男ばっかで何が楽しいんかと思っとったけど、案外ええなぁ。」
よかった。今日だけで、彼はだいぶコツを掴んだようで、「的中率がだいぶ上がった！」と喜ぶ姿は、彼の祖先と酷似していた。
懐かしい気持ちに襲われて、僕は彼の頭をポンポンと撫でてやった。彼は驚いた顔をしていたが、あいつはそれを嫌がってすぐに僕の手を振り払っていたので、ちゃんと別人なんだなと感じた。
「あはは、ごめんね。あまりにも、君の祖先と似てたからさ。」
ut「そんなに似てんの……？」
「まあ、血が繋がってるんだし当たり前のことだよ。」
鬱先生は少し不服そうな顔をした。
ut「野郎と似てるって言われても、なんも嬉しあらへんわ！」
「いやいや、あいつ結構モテてたし。」
ut「え、マジ？」
鬱先生は「なら俺もモテるんじゃね…？」と呟き、少し嬉しそうにしていた。
それにしても、あいつの子孫と話すのは、なんとも不思議な気分で、あの時の記憶が鮮明に蘇ってきた。思い出すと悲しくなるから、あまり思い出さないようにしていたのにな。
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見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - しめじさん» こちらこそ素敵な作品を読ませて頂いてありがとうございます！占ツクのコメ自体初めてなので優しく対応して頂けて嬉しいです…！これからも応援させていただいております…！コメント失礼しました…！ (10月16日 17時) (
レス) id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - 見る専のぴゃあ(?)さん» 初コメントありがとうございます！確かにそこはknさんの発言でした…。混乱を招いてしまって申し訳ないです。訂正させていただきますね。 (10月16日 17時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - コメ失礼します…！15話の最後から二番目の「」はknさんの発言だったりしますか…？htさんは登場されていない気がして…初コメがこれでごめんなさい、まだ15話までしか見れていませんが、とても素敵な作品で既に惹かれてしまったので、続きを読むのが楽しみです、！ (10月16日 0時) (レス) @page16 id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - わ....!コメント返信してくださってる....!?ありがとうございますッッッ!!!!!更新されるたびに、わくわくしながら見させていただいております！！ (8月30日 20時) (レス) @page31 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - かれーるぅ。さん» 初コメントありがとうございます！そして、こんな作品を読んでいただき、ありがとうございます！とても嬉しいですし、これからの励みになります。これからも更新頑張るので、今後もよろしくお願い致します！ (8月29日 23時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年8月18日 16時
