【３４】・ ページ35
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その女性に細心の注意を配りながら、「逆ナンされてる？」なんて呑気に言う彼に耳打ちした。
「…後ろの女性、刃物持ってるんだけど。君、なんか恨まれるようなことした？」
？「は！？刃物！？」
混乱する彼を引っ張り、見渡しの悪い裏路地へと入っていく。女性の気配はどんどん遠ざかっていき、追ってきてはいないことに一安心した。足を止めて、彼の方に振り返ると、顔を青ざめて怯えていた。
「それで、こんなことされるような心当たりはあるんですか？」
？「あ、あるんだけど………」
「じゃあ早くその子と話をして、解決を」と僕が言いかけると、彼は「いや、それがな」と僕の言葉を遮った。
？「心当たりが多すぎて、どの子なのかが全く分からへんねん…」
「え…？」
一体どう言うことだ。彼はそんなに多くの女性に恨まれるようなことをしたと言うことか？どんなことをしたら、そんなに一度に沢山の人から恨まれるんだ。
「どうしたものか」と考えていると、先程の女性の気配が近くなってきていることに気がついた。が、気がついた頃にはもう遅く、女性はこちらに目掛けて鈍器を投げつけてきた。
「屈んで！！」
僕がそう叫ぶと、彼は大人しくそれに従って頭を守るように屈んだ。僕は剣を抜き、その鈍器を切り刻んだ。幸い、彼も路地裏の壁や床も傷付かずに済んだ。
そして、その騒ぎに気がつき、駆け寄ってきたのか、ひとらんくんとその部下達が鈍器を投げつけてきた女性を取り押さえていた。
ht「Aさん！お怪我はございませんか？突然居なくなったと思ったら、こんなところで襲われていて……」
慌てた様子でひとらんくんが駆け寄ってきた。「僕は大丈夫」と発すると、彼はホッと胸を撫で下ろした。
？「ま、まりなちゃん！？」
彼は女性が取り押さえられたのを見て立ち上がり、顔を見てそう発した。"まりな"というのは、彼女の名前だろうか。
「まあ、誰も傷付かなくてよかったですよ。あとは、彼女とよく相談して解決してくださいね。」
？「え、えっと……」
僕がそう言うと、女性は部下達の拘束を解いて、彼を一発殴った。幸い、刃物は回収されていたようで、出血などはしなかったものの、それは凄い勢いで、彼は吹っ飛ばされた。
女性は彼に対して、「もういい！私に関わらないで！」と吐き捨て、その場を去っていった。
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見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - しめじさん» こちらこそ素敵な作品を読ませて頂いてありがとうございます！占ツクのコメ自体初めてなので優しく対応して頂けて嬉しいです…！これからも応援させていただいております…！コメント失礼しました…！ (10月16日 17時) (
レス) id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - 見る専のぴゃあ(?)さん» 初コメントありがとうございます！確かにそこはknさんの発言でした…。混乱を招いてしまって申し訳ないです。訂正させていただきますね。 (10月16日 17時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - コメ失礼します…！15話の最後から二番目の「」はknさんの発言だったりしますか…？htさんは登場されていない気がして…初コメがこれでごめんなさい、まだ15話までしか見れていませんが、とても素敵な作品で既に惹かれてしまったので、続きを読むのが楽しみです、！ (10月16日 0時) (レス) @page16 id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - わ....!コメント返信してくださってる....!?ありがとうございますッッッ!!!!!更新されるたびに、わくわくしながら見させていただいております！！ (8月30日 20時) (レス) @page31 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - かれーるぅ。さん» 初コメントありがとうございます！そして、こんな作品を読んでいただき、ありがとうございます！とても嬉しいですし、これからの励みになります。これからも更新頑張るので、今後もよろしくお願い致します！ (8月29日 23時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年8月18日 16時
